妙心寺の塔頭である衡梅院(こうばいいん)にやって来ました。

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妙心寺の境内は広く衡梅院まで約5分ほど歩きます。途中には、ついこの前訪れて感銘を受けた山門がある。この山門を通り過ぎ、角を曲がって直ぐの所が衡梅院です。

衡梅院

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衡梅院
「室町時代1480年、1469年とも云われ応仁の乱で荒廃した妙心寺を復興した妙心寺中興六祖の1人である妙心寺第6世、雪江宗深(せっこうそうしん)を開山として創建された」

四河一源(しかいちげん)の庭
四河とは雪江の四弟子のことです。奥に見えるは茶室「長法庵」
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雪江の四弟子は後に妙心寺四派の開祖となって、妙心寺発展の基礎となる強固な宗門体制を構築します。妙心寺住持を一期三年で順次交代する輪番制を定めて、妙心寺住持の制度化を図りました。復興した妙心寺は現在、全国に約三千四百ヶ寺の末寺を持つ臨済宗妙心寺派大本山へと発展しています。

奥に見えずらいが朱色の山門が見えます。
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奥にある大きな石が雪江、その周りを四弟子が取り囲んでいる構図の枯山水庭園です。
紅葉の時期には一面の苔と石組みと楓が見事に調和した景色に映えるとのことですが、公開されてはいません。
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方丈東庭
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この置き石には、本日は茶室はやっていません。という意味合いが込められています。
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茶室の窓に似合っていて風流
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梵鐘
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写真では見づらいのですが、飛雲上に聖観音、十一面観音、馬頭観音、如意輪観音の坐像を鋳出し、撞座は筋弁八弁蓮筆を精美に表し、竜頭も中国風に玉噛み龍を造形するなど美術的にも優れた梵鐘です。

出来れば紅葉の時期に公開して欲しいと思います。その他の時期に訪れても、あまり感動する人はいないのではないかと思います。