要領が悪い話 | 人生七転八倒

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「だらだら言いたいことをいう」がテーマ。
・・・だったのですが、今では素で罵詈雑言と呪詛とを書き散らす王様の耳はロバの耳な落書き帳に成り下がりました。
使用上の注意読むと気分を害する可能性があります。
フィクションです。

先週、本部会議の後に、なんとかセミナーとかいう、くだらないセミナーのための準備係りに抜擢されたので、不平洩らしながら、行ってきました。

とどのつまりは、あれだ、雑用係り。椅子とか茶菓子とか、いろいろ手配して、資料とか配るの。


で、開催前の準備段階で、ほかの部署からも召集された哀れな下僕どもと一緒に作業したんですが、規模が大きいので結構大変でした。

で、十数人で手分けして業務をこなしてたんですが、中にすげーこう、要領の悪い女の子がいたの。


バイトの女の子だったんですけど、年のころ三十くらいで、椅子並べるのも、一仕事。

茶器の用意もえっちらおっちら。


周りのイライラっパないっす。

で、一緒の部署から来たバイトの先輩が、一生懸命フォローしてる。っていうのが現状。


その子の要領の悪さと言ったら、もう大変。

お世辞にもお仕事ができるとは言えない。


で、しおらしくしてればまだいいんですが、先輩の気遣いもどこふく風。

無駄話はするわ、ちょっと考えればわかるようなことでも、作業停止で考え込むわで、フォローしてる先輩ももう我慢の限界・・・・てなところで、先輩2が助っ人で来た。ので、バトンタッチ。


その場は収まったのですが、それにしても、フリーダム。


一応、先輩なんだよね?っていう二人に対して、私これ重くて持てません~とか、えーこの書類って私が配るのですかぁ?なんか枚数多くて無理ですぅ~とか、役職の札って場所きまってるんですかぁ?いいんじゃないですかぁ。


どこでも~とか、フリーダム!


そのたびに、先輩1.2が、それはだめ、こうして、ああして、ちゃんとして。って言ってあげてるんです。


これが社員さんでしたら、この場をしきってる大局(総務部代表)花のお方(花田さんといいます)が、ズズイと出てきて、お叱りのお言葉を2.3賜れるのですが、バイトさんなんで、そこまで厳しくできないってのと、なにより、一生懸命フォローしてる先輩バイトさんが気の毒で、何も言えない。


で、思った。この人、もしかしてものすごい・・・要領いいんじゃね?って。


いやあの、仕事できないんですよ。


書類の仕分けっても、先輩バイトさんが、みるみる内に100部終わらせたと思ったら、件のバイトちゃんは、まだ30部とか・・・・。


で、先輩バイトさんから、違う違う、こうしてっていったじゃん!とか、こうしたほうが効率いいでしょ?とか、なんでここで数え間違えるの?とか、いろいろ言われてるんですが、ぜんっぜん効いてないの。


まったく聞いてない。し、効いてない。


ヘロヘロ笑って、すみませぇん♪私馬鹿だし~みたいな。


最初の頃は、なんなのこの子?すげー要領悪いわーと思ってたんですが、結局三倍の仕事をしてる先輩達に助けられてるわけです。


で、先輩だからと言って、お給料が倍というわけではありません。そこはバイトさんの悲しいところで、時給としては、最大でも10か、30円かそこいらしか差がないわけです。


角度をたがえてみれば、一番要領よくねぇか?


さらに付け加えると、一種憎めない子なんだよね。舌足らずな話方で、かわいらしいといえなくもない。んで、こう、頼りないんで、ついつい手助けしたくなる雰囲気なんです。


だから怒れない。


いやーこの子要領いいんじゃね?


と思った次第。


この場合、少ない賃金で頑張りまくる、先輩バイトさんのが要領悪いわけですよ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あーそのなんだ、なんか理不尽だな・・・と思った。


まぁでも、結局一生懸命頑張ってる人のほうが後々評価が上がって人に好かれるわけで、その子が要領いいわーっていう評価は、非常に乱暴な見方でありますがね。