『ブレイブストーリー』を観てきた!!
このアニメについて特筆すべきは、『フジテレビ映画事業局』、『ワーナーブラザーズ』、『GONZO』が連携していることだ。各事業者による、極めて効果的な事業展開と、その事業規模の大きさを活かした多様な戦略が、かつてのジブリの領域に挑戦した格好になると思う。
GONZOの映像クオリティは言うまでもない。物語自体は巧くまとめられていてわかりやすく、なにより物語やキャラクターに感情移入しやすくて、商業作品として、充分なものだった。ラストシーンも、物語として秀逸だったと思う。『主人公の両親の離婚から始まる、等身大の少年の冒険』は、共感を喚起させるコンテンツとして、なにより観客と市場を意識していた。

ジブリ帝国が築かれたアニメ領域に対して、コンテンツビジネスの意識を持ち込んで挑戦した、『ブレイブストーリー』に魅力を感じて抑えられない。