英語を日常的に話す子から学んだ、国語の勉強法
海外に住んでいて英語を日常会話で使っている小学生の子との国語の授業はとても刺激的ですたとえばこんな文章があったとします「まことは福岡県に住んでいます。そこで、小学校が休みの土曜日に、お母さんとあまおうを買って帰ることになりました。」日本で暮らしている子どもなら「福岡って九州だよね」「じゃあ、あまおうって福岡の名物なのかな?」となんとなく文章の状況をイメージしながら読み進めていくことができますところが海外で暮らしている子の場合は「福岡ってどこ?」「聞いたことはあるけど、どんなところ?」「あまおうって何?」「王様? 食べ物?」とたくさんの疑問が出てきますそこで単語の意味を調べたり写真を見せたりします福岡県にはどんな名産があるのかな?どんな場所があるのかな?文章に出てきた「福岡県」について少し調べてみます「ああ、これか!」と納得してからもう一度文章を読んでいきます国語の勉強で大切なことは『文章を頭の中で映像化する』たとえばこの文章なら~~~~~小学生のまことがいるお母さんがいる日本地図が頭の中に浮かんで福岡県にクローズアップされるそして福岡県の小学校に通っているランドセルを背負うまことの姿が浮かびます土曜日学校が休みなのでまことが家で過ごしていますそこへお母さんが「一緒にあまおうを買いに行こう」と声をかけます二人で出かけてあまおうが売っているお店に着きますお店であまおうを買って嬉しそうに帰っていくまこととお母さん~~~~~文章を読むときにこうした場面が頭の中でどんどん展開していく私はこれが国語の読解ではとても大切だと思っています「読む」のではなく「読み解く」「ただ読む」のではなく「読み解いていく」という感覚です文章に書かれている言葉を一つずつ拾いながら「これはどういう意味だろう?」「今、どんな場面なんだろう?」「登場人物はどんな気持ちなんだろう?」と考えていきますそして頭の中に少しずつ場面を作っていくそうすると文章がただの文字の並びではなく一つの物語や場面として見えてくるようになります数学の文章題と国語の読解は似ているそしてこれは数学の文章題を解くときにも似ています数学でも問題文を読んだだけでは解けません「何が分かっているのか」「何を求めるのか」「この数字は何を表しているのか」を一つずつ読み解いていきますよね国語も同じです文章に書かれていることを一つずつ拾いながら登場人物の状況を想像し場面を頭の中に作っていくだから私は国語も数学も「書いてあることを正確に読み取って、そこから考える」という点ではとても似ていると思っています作者が一番伝えたいことを探すそして文章を読み進めながら「作者は何を伝えたいんだろう?」と考えていきます作者が一番伝えたいことは何なのか文章の中で何を伝えるためにこの話を書いたのかそれを探していくことが国語の学習ではとても大切なのではないでしょうかただ文字を目で追うだけではなく「この文章は何を言っているんだろう?」と一つ一つ読み解いていく海外で暮らし英語を日常的に使っている子どもとの国語の授業を通して私は改めて国語の勉強について考えるようになりました「読む」のではなく、「読み解く」これが私が国語の授業で大切にしていることです