福岡夫婦カウンセリング

ワイズフェアリー

夫婦問題カウンセラー

マリッジライフコーチ

玉井洋子です。

 

昨日のニュース

厚生労働省が28日発表した人口動態統計速報によると、22年の出生数は前年比5.1%減の79万9728人と、統計開始以来初めて80万人を下回り過去最少を更新した。死亡数は同8.9%増の158万2033人と過去最多を更新した。

 

ネットやTVでこのことが

大きく取り上げられていました。

 

岸田首相のコメント

本日発表された速報値で、出生数80万を切ったということを聞いています。過去最少であり、7年連続で減少しています。これは危機的な状況だと認識をしています。子ども・子育て政策は、未来に向けて最も大切な有効な投資であると申し上げていきました。ぜひ、こうした少子化のトレンドを反転させるために、今の時代、社会において求められる子ども・子育て政策、これを具体化し、政策を進めていくことが重要であると改めて強く感じています。

 

政府は少子化対策として

子育て世帯への支援を手厚くしようと

支援策を打ち出しています。

 

結婚している夫婦への

支援はとても大事。

良いことだと考えます。

 

ただ、

ここまでの少子化となった理由は

夫婦がもつ子どもの数が

減っているからでしょうか…。

 

夫婦の完結出生こども数

2021年 1.9

(2015年までのデータ 国立社会保障・人口問題研究所資料より)

 

国立社会保障・人口問題研究所の

データによると

夫婦間に生まれる子どもの数は

この50年(1972年~)

 

ほぼ2

 

なのです。

 

2010年調査より

「2」を割り込んでしまいましたので

ここに対する対策は

当然必要ですが、

このデータからもわかるように

夫婦がもつ子どもの数が

激減しているのではありません。

 

激減しているのは

 

婚姻数

 

なのです。

 

合計特殊出生率

下がっているというデータ。

都道府県別やエリア別に

発表されるので

各自治体は

少しでもこの数字を上げようと

少子化対策として

子育て世帯への

独自支援を打ち出しているのです。

 

しかし、

合計特殊出生率というのは

「夫婦がもつ子どもの数ではない」

のです。

 

合計特殊出生率ーそのエリアに住む15歳から49歳 の全女性(未婚女性+既婚) 女性の1歳ごとの出生率を合計したもの

 

以前の講演の際、作成した図がコチラ

 

 

合計特殊出生率は

分母に未婚女性が入っているため

未婚女性が増加すれば

下がるということが言えます。

 

時代は

結婚してもしなくてもよい時代

 

多様性を重んじる時代

この価値観は大事。

 

ただ、

結婚したいと思っている人が

何らかの理由で結婚に至れていない。

 

とするならば、

そこに対する支援もまた

大切なことではないかと考えます。

 

20代でしっかり

結婚について考え学び

後悔しない選択ができることが

『思い描く人生』

になるのではないでしょうか。

 

長くなったので

続きは次回。

 

未婚化についてお伝えします。