都内で一番電車が混雑する路線と云う事で、田園都市線は余りに有名ですね。

自分のポジションをどう確保するか、座るとか手すりやつり革につかまるなんて言葉はこの路線には通用しません。

勢いで乗って、しばしの苦痛を別の事を考えて耐えしのぎつつ目的地へ向かう・・

普通、こんな苦痛を味わうなら持家でもない限り余所へ越す事を考えるでしょうが、そうならないのはなぜなんでしょうか?

 

東京で暮らして感じるのは、実は東京とは大変に疲れる街で、気を抜く場所がなかなか無いなあと云う事です。

まして、港区や渋谷区のちょっと良い系のマンションに住めば、これはもう百点満点の夜景と夜も眠れない神経の張り詰め感が絶賛大展開となりますね。

そうなると気を使わず食事が出来て、夜空でも見ながらふっと一息つける場所が良いになってきます。

その、ふっと一息が世田谷エリアだと思うのです。

反面、田舎では無い。

都落ち感は世田谷には無縁です。

20分の難行苦行で日本の中心地に降り立って神経使いまくりの24時間に浸る事が出来ます。

つまり、日本の中心地に通っているからこそ、世田谷のゆるさ加減が堪らないって事なんでしょうか・・

丸の内や霞が関あってこその世田谷何でしょうねえ。