コロナ禍の時に、母の親友から古い着物をいただいたのですが、その方が急に亡くなられてしまいました悲しい

 

 

母が気落ちしていたので、いただいたその着物地で思い出にバッグを作ったことが着物リメイクを始めたきっかけです。

 

まずは解かないで、簡単に作っていたのですが、やればやるほどその奥深い世界にハマっていきました。

 

私が今行っている着物のリメイクは、まず着物を解いて洗濯し、陰干し、アイロンする下準備を行なった後、この着物地を使って何を作るか、どのように作るか、色とデザインを決めて、布を無駄にしないよう裁断し、端の処理をし、縫い合わせていく、というスタイルです。

 

できるだけ、素材を無駄にしないで、2度と箪笥の肥やしにはしないように日常に纏えるもの、使えるものをと考えます。

 

このようにとても手間がかかるのが、着物リメイクです。

 

 

安価な着物地もあるのですが(薄花桜は新品の着物を使っているのでそれほどお安くはありませんが^ ^)、なんといっても一番高いのは「手間」です。

 

多分、これは着物リメイクをしたことのある方しか分からないと思います。

 

でも、私はこのプロセスが大好きです。

 

着物を解くことや、洗うこと、アイロン掛けをすると着物が持っているエネルギーを知ることができます。

そして一見無駄のように思える時間は、その着物がどんなものに再誕生したいのかを知ることのできる貴重な時間でもあり、癒しの時間でもあります。

一見、手間がかかる無駄な時間と思われるこのプロセスが、とても大事です。

 

そして、買った方が安いと思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

大量生産で作られたものと、手仕事で作ったもの。

どんなプロセスで作られているのか。繊維の質。

日本の国土が産んだ、たくさんの人の手を経て作られた貴重な着物を再利用すること。

何が、私たちにとって大切なのか?

 

人それぞれ考えは違うと思います。

 

でも、私は着物地に携わることがとても楽しく、着心地も素晴らしいので、好きです。

 

いつか、多くの人々のタンスの肥やしになっていたり、捨てられている着物が、再び陽の光を浴びることができますようにと思いますキラキラ

 

それは、日本文化を私たちが正しく再評価できる日でもある、と私は思うからです富士山日本

 

 

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