真幸くありこそは、無事であってほしいと意味です。


↓2つの動画はただの趣味です。
音楽が前衛的ですが歌詞が神道っぽくて好きなので貼ってみました。





本稿は米教解説ではありません。

上野公園さまがよく
日本語は漢字がないと感じが掴めないと仰られていますが
例えば
草薙の八重剣=腐退きの汚穢絶るぎ(ホツマツタヱより)

このように名前を聞いても、
音だけではその働きが理解ができないものがあります。
これは神界の秘密なのか、我々現代人の理解力がないだけなのか
どちらかはわかりません。

ここでいう理解力は言霊に対する理解力です。
象気功の象師匠が古代人は、言霊の影響が現代人よりも
敏感だったのではないかと仰られています。
簡単に言えば
我々は言葉を音として聞いて言語として頭で解釈しますが、
古代人は言霊の力を体で感じることができた、その影響力を身体で
理解できたのではないかということです。

もっとも合気道の植芝盛平開祖は、稀有な人で
聖師から言霊のお勉強的な手ほどきを受けることなく
つまり誰にも教わることなく自力で
言霊の解釈ができるようになったと仰られています。

しかしながら現代においては、言霊という観点では神代からの大和言は
乱れに乱れてしまっているのかもしれませんが。


神代より 言ひ伝て来らく そらみつ 大和の国は 
皇神の 厳しき国 言霊の 幸はふ国と 語り継ぎ 言ひ継がひけり

スメカミの神代からの日本語に仕組まれた
言葉の仕組み。その偉大さ。


磯城島の 大和の国は 言霊の 助くる国ぞ 真幸くありこそ

この国は、言霊が人を助ける国であるからその力で無事であってほしい。
畏れ多いことですが、
救いこそスメカミの願いであり、その為の神仕組みを敷いてきた
ということかもしれません。


天照大御神と須佐乃男命と誓(ウケイ)のくだりは
ご存知かと思われますが天に上られた須佐乃男命に対して、
天照大御神は厳しく武装した姿で出迎えられた。
最終的に宇気比を行い、須佐乃男命の持ち物から三女神が生まれ
天照大御神の持ち物からは五男神が生まれた。

三女神(航海の神として祀られている)
田心姫、湍津姫、市杵嶋姫

五男神(聖師の言霊解釈では戦争の神)
正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命、天之菩卑能命、天津日子根命
活津日子根命、熊野久須毘命

私の個人的な解釈ですが、五男三女の神柱から見て取れることは
天照大御神=良(ラ)心神の裁きは厳しいけれども
須佐乃男命(ス神)はかけまくも畏こき天帝の慈悲深き、
万物を遍く救う働きの神であります。、
裁きと救いの中に天帝の葛藤、それが誓の中に
現れているのではないかと存じております。
その結果として、天照大御神は岩戸にお隠れなされた。

本当の天照大御神が岩戸から御出でになれば(良心神による最後の審判)
ほとんどの神霊や人が光に焼け、苦しみにのたうち回ります
そのため岩戸の中に隠れ遊ばされた。

天帝のお心を代弁しようなどと畏れ多いことですが、
そのお心は慈悲深く、一切万物を救いたいお気持ちに御座いますが
厳しく裁かねばこの世をもう一度泥海からやり直せばならない、
ということです。

この期に及んでは、そのお心に報いることは
己を含めて一人でも救われる霊及び人を増やすこと以外にはありません。