ちょっとやり過ぎではあったのですが、

ようやく、自分の乱行、乱心、放蕩のツケがどんなものか?
身に沁みたようです。


とにかく、食べていけなくなったんですから・・・

電気、ガス、水道、みな止められて、
ニッチもサッチもいかなくなったんですよ。

私だって決死の覚悟ですからね。

世に「乾坤一擲」とか「大死一番」とかいう、
そのモノでした。



子供のときから病弱で、過保護に育ってきた彼が、
深い悲しみを負って青年期を過ごしてきたコトは
わたしも了解していました。

一方、私はといえば、食べていくための艱難辛苦を
乗り越えてきた百戦錬磨の闘士です。


どんなに悩み、苦しみが深くとも、
人は、個人の問題にかかわれるほどの
知力も財力も持ち合わせてはいないのです。


身ぐるみ剥がれて、ボンがこの世の経済的現実を
見つめざるを得ないようにするのが私の目的でした。

死ぬめにあわないと、本当のところ、人はヒトにはなり得ない。
地獄を見なければ、生きる意味を見出せない。

ちょっと悲しい現実です。



しかし、食べていけなければ、何も解決しないのです。

坊主の説教も、人のいだく理想も、自分の力で食べていけなければ、
「絵に描いた餅」でしかないのです。


彼は本気になったんです。

私との死闘によって・・・