世界の最後の秘境と呼ばれるパプアニューギニアに招待されてから、現地人と縁ができた。公用語が英語という便利さもあり現地の友人たちとは長く交流が続いている。彼らは現地の産物を日本で売りたくて仕方がない。コーヒーから始まり、沈香木、バニラビーンズまでは私もすっかり気に入り我が家は美味しい香りが漂っている。そして竜涎香だ。英語ではAmbergrisというが、鯨の排泄物で浄化されていない時はとても臭い、やがて高価な香りに変わり世界で珍しくとても高価らしい。どんな状態で着くか楽しみではある。
竜涎香は灰色、琥珀色、黒色などの様々な色をした大理石状の模様を持つ蝋状の固体であり、芳香がある。龍涎香には、マッコウクジラの主な食料である蛸や烏賊の硬い顎板が含まれていることが多い。そのため、龍涎香は消化できなかったエサを消化分泌物により結石化させ、排泄したものとも考えられている。マッコウクジラから排泄された龍涎香は、水より比重が軽いため海面に浮き上がり海岸まで流れ着く。商業捕鯨が禁止された為、今は偶然によってしか入手ができないため、非常に貴重な天然香料である。


