翌日から私はポケットにレモンを忍ばせた。催涙ガスによる強烈な鼻と目の痛みにレモンを塗ると痛みが薄れるのだ。学生達の戦いは市民達を巻き込み5月革命と呼ばれるようになった。後年、ネットで「催涙ガス避けんと密かに持ち来たるレモンが胸で不意に匂えり - 道浦母都子」を見つけて、この人も戦ったのだと思った。
サルトルの講義@ソルボンヌ大学-5月革命
tukakumei
「米当局、メキシコ国境で移民に催涙ガス発砲」のニュース、欧米で は
昨日も今日も騒がしい。催涙ガスの痛みは今も覚えている。パリで毎晩学生達はデモをした。大学の近くの通りの前後を軍隊に塞がれた時、充満するガスの中、上のアパルトマンからレモンの入った籠が降りて来た。催涙ガスにレモンが良いと知った時だ。、
今日のニュースではパリが騒がしいらしい。反政府を叫ぶ8000人がシャンゼリゼで警官と衝突した。私がソルボンヌの学生だった頃を思い出す。大学は警官に囲まれ、私達はキャンパスの煉瓦を掘り返し軍隊の催涙ガスに立ち向かった。片道切符とポケットに入れた小銭だけで日本を飛び出したが既に3年が過ぎていた。
Ccourtesy of AFP - 2018/11/25
@ Sorbonne university
米国では今ブラックフライデーの買物客の喧騒の中に娘と孫が居る。私は山中の我が家で一人月を眺める。今夜は満月が美しい。ちょうど1000年前の今夜、平安時代の藤原道長は「この世をばわが世とぞ思う望月の欠けたることもなしと思えば」と詠んだ。時代は移り変わるが満月はいつも欠けずに私達を照らし続ける。
11月第4木曜は米国の感謝祭。イスラム教の預言者生誕祭と日本の元旦にも似ている。家族で食事をして幸福を祝う日。サンクスギビングを迎えると米国はXマス一色だが、今の日本は本場以上の華やかさ。遠い日、私は欧米に憧れて飛び出したが今の日本ならどうするか。何でもありの日本に留まるとも思えないが。
Courtesy of YourBirthdayQuortes.com
パリへ行くと決めたが有り金は12万円。飛行機は無理で地図を見て思った。真っ直ぐロシアを通過しよう。色々調べるとシベリア鉄道で横浜~フィンランド間9万円。まだ3万円残る。大いに気分が良くなり旅行準備をしたが、円をドルに替えると$1=¥360の時代で$80だ。パリまで行けずストックホルムで皿洗いを始めた。
@ Greens Terass Restaurant in Stockholm
海外に行きたかった高2の私は偶然知ったエジプトの大学留学試験を受けた。幸運にも日本人合格者2人に選ばれたが7年という期間に留学を辞退した。あの時行ったら今は何をしているだろう。私は数年後の海外渡航自由化解禁に自費でパリへ行くことにした。大学初任給2万円の時代にパリ迄片道切符25万円だった。
ムハンマドといえば記者殺害を巡りサウジ王室ムハンマド皇太子への批判が高まる。イスラム世界は遠い存在だが私は高校生の時にエジプト、アル=アズハル大学の留学生に選ばれた。海外に自由に行けない時代にイスラム教徒でもない日本人が選ばれたのは幸運と思ったが留学7年と聞いて自信がなく辞退した。
@Al-Azhar University
https://www.youtube.com/watch?time_continue=14&v=AqFtFcYafU
マリの知人が今日2018年11月20日は新年だと言って私は驚いた。マレーシアの友がドバイのホテルからIslamic New Year Cardを呉れたのは9月11日だった。調べると今日はイスラム教の開祖であり預言者のムハンマドの生誕日として世界中のムスリム達が祝うらしい。ムハンマドという名前が人気のある由縁だ。
カリフォルニア州では山火事が燃え続けている。焼失面積は1千平方キロを超え、犠牲者は50人になり、数百人が行方不明だ。友が招待してくれた13億円の自慢の豪邸も焼け落ちた。今は安全が保障されない時代。山記事に怯えるマリブでも、南海トラフで壊滅すると言われる我が街でも人はそれでも住み続ける。
https://www.youtube.com/watch?v=xcBPwjtoudc




























