高校野球部の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読み解きながら甲子園を目指す青春小説「もしドラ」が大当りしてから書店には同じような萌え系表紙のビジネス書が数多く並んでいる。二匹目のドジョウ狙いは分かっているが最近はしっかりした本が読まれない時代。こういう形で本に親しむのも良いことだと思う。
トルコ西部に幻想的なパワースポットがある。ユネスコ世界遺産にもなっている石灰棚パムッカレは「綿の宮殿」という意味。ローマ帝国時代から温泉保養地として愛され栄えた。温泉の蒸気がアナトリア高原の冷気に触れ白い綿花のように搖れる。純白の棚の上方に温泉プールがある。背の立たない深みもあるのでご用心。
小松左京氏逝く。ベストセラー「日本沈没」の中でアメリカ測地学会が日本列島弧を中心に巨大な地殻変動が起こりかけていると発表し世界が震撼する日が3月11日なので不幸な偶然と騒がれたが、氏には「復活の日」もある。日本が大震災から立ち上がる日を心待ちにしていたことだろう。私には「日本アパッチ族」も衝撃的だった。
ギリシャ・メテオラはトルコ・カッパドキアと似ている。迫害を受けたキリスト教徒達は高い奇岩群が屹立するメテオラでは400mの高さまで登り、低い奇岩群が林立するカッパドキアでは地中深く潜って最後の安息の聖地を見つけた。それにしてもこの高さ、修道士達はよほど優れたロッククライマーだったのだろう。
カッパドキアはパワースポットらしい。世界中の霊地巡りを楽しむ旅行者は多いが私はせいぜい神聖な思いに打たれる程度。それでも時には神々しい光景を前に立ち尽くすことがある。友人がマレーシア・クアラルンプールから帰国。街中に不思議なエネルギーやパワーがみなぎっていると感激しきり。パワースポットだろうか。
カッパドキアの地下都市は7-8世紀頃キリスト教徒が迫害から逃れるために地下8階まで掘ったと信じられていた。しかし最近の調査ではカイマクルとデリンクユの2つの地下都市は10km近くもトンネルで繋がり更に多くの地下都市があるという。キリスト教徒よりはるか昔に6万人~10万人がなぜ住んでいたか今も謎らしい。
トルコならやはりカッパドキア。標高1000mのアナトリア高原中央部に広がる火山台地には妖精の煙突と言われる奇岩が林立する。人気のバルーンツアーは前日に予約すると早朝に迎えに来る。数社の気球会社で空はバルーンだらけ。自然の絶景遊覧は1時間150€・2時間220€だが上空は寒いので季節によっては防寒対策が必要。











