月に一度のご挨拶 WIN&WINセミナー 塾長の手紙 -37ページ目
 塾長の古田修一です。
 関東地方は、7月19日午前に梅雨明けしたとみられるという発表が気象庁から出されました。昨年よりも2日早いそうです。梅雨が明けると夏本番です。今年も猛暑が続くといわれていますが、熱中症などの体調管理には気をつけてこの夏をお過ごし下さい。
 受験生にとっては、1月から始まる入試に向けた大切な準備期間になります。まだ部活動が続いている生徒もいるようですが、部活動が終わったら受験生として心を切り替えて目標に向かって頑張って欲しいと思います。

<「高校入試説明会」を開催しました>
 7月19日(日)に毎年恒例の「高校入試説明会」を開催いたしました。今年は、昨年よりも多くの方にお集まり頂き、ありがとうございます。当日欠席された方にも、資料を差し上げますので是非ご参考になさって下さい。ご不明な点がございましたら、いつでもお問合せください。
 今年度の説明会は、昨年までとは少し趣向を変えて行いました。昨年度の入試総括、今後の入試の展望と入試制度に関しては、例年通りお伝えさせていただきましたが、今年は、夏休みと9月以降の受験勉強の仕方と心構えについてもお話させていただきました。細かな入試分析や傾向と対策も必要ですが、まずは勉強習慣をしっかりと付け、受験勉強ができる気持ちを持たないと、受験対策もできないと考えたからです。当日は多くの受験生にも参加してもらいましたので、今回の説明会で受験に対する心構えもできたと思います。参加しなかった生徒の皆さんも、これからが本番になります。これまで勉強になかなか取り組めなかった人も、やるのは「今でしょ!」です。

<変わる高等教育>
 例年の入試説明会で私はいつも入試制度のお話しかしませんでしたが、今回はこれからの高等教育(高校~大学)のことについて冒頭にお話させていただきました。
 ご存知の方も多いかもしれませんが、現中学1年生から大学入試センター試験が廃止され、それに代わるテストが行われます。そのテストの特徴としては、持っている知識を利用して、自分自身で「考え」そして考えたものを「表現」することに重点を置かれたテストになります。ですので、これまでの大学入試センター試験は全てマーク方式のテストでしたが、記述の問題も出されることになります。
 そんな大学入試制度の改革を受け、特に私立高校はその改革に遅れをとらないように、今から様々な取り組みをしているようです。今の時期、各私立高校では塾対象の説明会を開催していて、私は近隣の私立高校に足を運んでいますが、どの学校もこの入試改革に向けた授業の進め方を発表しています。
 その授業改革をめぐる話を聞いていると、一つキーワードがありました。それは、「アクティブラーニング」です。聞きなれない言葉ですので、調べてみると、次のようなことが書いてありました。
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~「知識を使える人材」の育成が
アクティブラーニング導入の背景~
京都大学准教授 溝上慎一氏

大学で教育改革が進む中、現在多くの大学が何らかの形で「アクティブラーニング」を導入している。「アクティブラーニング」とは「能動的な学習」のことで、授業者が一方的に学生に知識伝達をする講義スタイルではなく、課題研究やPBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)、ディスカッション、プレゼンテーションなど、学生の能動的な学習を取り込んだ授業を総称する用語である。よって、アクティブラーニングが示す授業の形態や内容は非常に広く、その目的も大学や学部・学科によってさまざまだ。
河合塾Guide Lineより「教育改革ing」
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 これは、大学の授業に関する内容で書かれていますが、今後は高等学校の教育でも「高大接続」という観点から考え、広まるものと見られています。実際に、文部科学大臣の諮問機関である「中央教育審議会(以下「中教審」)」の平成26年12月22日答申で次のようなことが書かれています。

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高等学校については、現行学習指導要領において、知識・技能の習得に加えて、思考力・判断力・表現力等の能力や、主体的に学習に取り組む態度の育成を目指しており、その実現を目指した関係者による努力が重ねられている。大学教育についても、中央教育審議会答申等において、初等中等教育段階における「生きる力」の育成を踏まえ、「学士力」をはじめとする育成すべき力の在り方や、その育成のための大学教育の質的転換について提言されてきており、学生が主体性を持って多様な人々と協力して問題を発見し解を 見いだしていく能動的学修(以下「アクティブラーニング」という。)の充実などに向けた教育改善が図られつつある。
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 中教審の答申は、日本の学校教育の基本的な方針を示したものになりますので、このアクティブラーニングは公立高校でも広まるものと見られています。
 調べれば調べるほど、今後の教育は変えていかなくてはいけないと感じさせられます。それは、学校教育だけではなく、教育の一端を担っている私達学習塾業界も同じだと思います。

<家庭でもできるアクティブラーニング>
 私はいつもこの塾長の手紙を通して、「考える力」や「表現する力」「創造する力」をつけていく必要性を、音楽に例えて書かせていただいています。それらは、私も含め、これからの社会を築いていく人間にとって必要な能力になると思うのです。そのためには、私ももっと勉強していかないといけないと感じています。
 アクティブラーニングに関しては、主に学習面のことについて言われていますが、見方を変えると、自分自身の生き方、立ち居振る舞いなどを考える上でも使えると思います。まずは、必要な情報として、様々な人の考え方(私は岩田松雄氏が好きです。)を得て、それをもとにして、自分自身に置き換え、どのように生きていくかを考える。それは、何も学校ではなくても、ご家庭でもできることだと思います。お父様やお母様は、これまでの経験を通して、いろいろと語ることができるでしょうし、それが親子の良きコミュニケーションにもなると思います。そういう会話を通して、様々なことを自ら考えられるようになるのではと、一連の教育改革の内容を調べてみて感じました。
 私の子供はまだ4歳の長男と1歳の長女ですので、そんな話はできませんが、いつか自分自身の体験や、いろいろな人の話を聞いた感想などを語れるような器をもてるように、今後も精進したいと思っています。
 暑い夏を迎えますが、今月も生徒達のために一生懸命取り組んでいこうと思います。

~最後までお読み頂き、ありがとうございました~