月に一度のご挨拶 WIN&WINセミナー 塾長の手紙 -35ページ目
 塾長の古田修一です。
 9月は台風と秋雨前線による豪雨が続き、栃木・茨城や東北地方は、これまで例を見ない大災害となりました。被災された方には、心よりお見舞い申し上げます。堤防が決壊し、川が氾濫した様子を見ていると、かつての東日本大震災での津波を思い出され、心が痛みます。
 9月は私立高校の塾対象説明会のピークでもありました。だいたい開催日が集中するものですから、1週間立て続けに、どこかしらの学校へ訪問していました。まだ続きますが、少しでも新しい情報を皆様に提供できるよう努めます。

<余裕を持って子どもの良いところを見つめる>
 今月号の塾長の手紙では、日常の生活で私が感じていることをご紹介しようと思います。
 私には、来月5歳になる長男と、同じく来月2歳になる長女がいます。長男は、やんちゃな幼稚園の年中さんで、長女は、まだ言葉があまり出ていませんが、何とか自分の想いを伝えようと自己主張するようになってきています。少しでも一緒に話をする時間をとろうと思うのですが、なかなかそのような時間を取ることができません。夜は帰る時間が遅いので、私が帰る頃にはみんな寝ています。
しかし、私はそれでも、世間のお父さんに比べると恵まれていると思っています。自宅から塾までは徒歩圏内。塾という職業柄、他の方に比べると出勤時間も遅めです。だから、朝の時間は比較的余裕があります。
長男が幼稚園に通い始める頃、幼稚園への子どもの送りはどうしようかとの話になりました。その当時、妻は長女を出産した直後でもありましたので、朝はかなり忙しく大変でした。幼稚園からはバスも出しているということでしたが、幼稚園の方針として、なるべくバスは使わずに、一緒に歩くか、自転車で来てくださいとのことだったので、妻も悩んでいました。幼稚園の方針もわかるのですが、私の夜が遅くなる生活で、私の体のことを気遣い、バスを使おうかと考えていたようです。
そこで私は奮起して、「僕が送るよ!」と妻にいいました。私も勢いで言ってしまったものですから、あとになって、本当に続くかな?と考えてしまいました。こんなことを書くと、世間のお父さんに怒られてしまうかもしれませんが、実は朝が大変苦手なのです。この後の長女を加えると、6年間同じ幼稚園にお世話になることになります。すると、必然的に6年間は、毎日送り続ける生活が始まるわけです。自分自身のことばかり考えてしまい、不安を持っていました。
しかし、実際に始めてみると、案外できるものです。そして、最近では楽しみにもなっています。体調が振るわないときでも、何とか自分自身を奮い立たせることができます。というのも、この送る時間が平日の私にとって唯一の子ども達とのコミュニケーションの時間だと分かったからです。自転車でたった10分程度の時間ですが、その間に幼稚園での出来事や、興味のあることなど話すことができます。話が弾まない日でも、一緒に自転車に乗っているだけで、何か通じるものを感じ、楽しんでいます。また、子どもの良き面、成長したと感じる面を見ることができています。そんなことを書いていますが、妻からは「いつもの様子を見ていないから、分からないことがたくさんあるのよ。そんなのんきなことはいっていられないんだから。」とよく言われます。確かに私は、妻に比べると、ほとんど接する時間を取れていません。日常の細かなことを見ていないものですから、余裕を持てているのだと思います。子育ては本当に大変だと思います。何より、毎日元気な姿を見られるだけでも、その元気さを保つための努力は、私の妻に限らず、多くのお母さん方がやられています。そう考えると、まだ何にもして上げられていないと感じます。
私の職場は、塾に通ってくる子ども達と一緒に過ごす時間が長いです。授業もあり、様々な業務もありと、私も余裕をもてないときもあります。しかし、私自身の子どもとの関係でできている「余裕を持って接する」ということは、職場の中でも考えていかないといけないと感じています。自分の子どもの良き面を褒めてあげると、本当に喜びますし、次にもつながっていきます。しかし、余裕がなくなってしまうと、ついつい細かなところばかりに目が行ってしまい、子どもの行動も萎縮してしまいます。
そんなことを考えていると、私が以前ご紹介した、船井総合研究所の創業者である船井幸雄さんの話を思い出します。船井さんは、企業のコンサルタントですが、弱点を強化するコンサルではなく、今その企業がもっている良いところを探して、そこをさらに伸ばそうというコンサルティングの考え方を持っています。船井さんは、著書『本物になるクセづけ 97の習慣』でこのように書いています。
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 自分の長所は何か。それを見つけるには、まず何が好きか、得意か、自信があるか、自分自身に問いかけてみることです。
 この効果の大きさは、経営コンサルティングの仕事でつくづく感じてきました。例えば小売店に行ってコンサルティングをするとき、最初にまず、「良いお店ですね」といい、具体的に良い部分を探しだして褒めることからはじめます。それから、「今、一番売れている商品は何ですか」「一番売上が伸びているのは、どれですか」
などと質問していきます。つまり、長所を見つけるための質問です。
 そして、そこで浮かび上がってきた商品の売り場面積を広げ、目立つようにすると、必ず売上が上がるのです。

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良いところを見つけていくためには、心の余裕を持たなくてはいけません。私も未熟なところはありますが、日頃の生活からの気付きを大切に、日々精進しないといけないと思っています。

<WIN&WINセミナーのあり方>
9月28日(月)にWIN&WINセミナーのチラシが新聞に折り込まれる予定になっています。これからご覧になるかもしれませんが、今回のチラシはこれまでと少し印象の異なるチラシになります。
今回のチラシでは、「連続して定期テストの点数が伸びました!」という実例を前面に打ち出しています。これまでのチラシでは、塾としての教育に対する想いなどをつづったものが多かったのですが、今回は変えてみました。
今回のチラシを作るまでに、私自身の中で葛藤がありました。皆様もご存知の通り、設立当時から、高校や大学などの進学実績だけを謳う塾ではないからです。点数の伸び率を挙げると、他の塾となんら変わりのない塾と見られてしまうかもしれません。
しかし、実績のみを追求しないにせよ、WIN&WINセミナーには、少しでも実力をつけようと、日々の授業の中で頑張っている生徒が多くいることは事実です。そして、今回掲載した点数アップの事例は、その頑張った結果です。その頑張りを支えているのが、WIN&WINセミナーのこれまで築いてきた精神だと思っています。具体的に表立った形とはなっていませんが、塾是にのっとった精神が、脈々と流れています。そのような精神を持つWIN&WINセミナーで頑張った生徒達を紹介したいとの気持ちが今回のチラシには現れています。
ただ頑張れ、といってもなかなか頑張りきれるものではありません。WIN&WINセミナーでは、中間テストや期末テストの対策、夏期講習や冬期講習などの季節講習では長時間の学習プログラムを組んでいます。定期テストの対策では、パーフェクト勉強会だけでも9時間の学習時間は確保できますし、季節講習では、朝から11時間の学習時間を確保することができます。
時間数を確保することはできても、それをやりきることは難しいです。決して一人だけの力ではやりきることができません。最初はいいのでしょうが、継続しているうちに困難が待っています。「辛い」「疲れた」「やる気がおきない」といった気持ちが湧いてきます。
しかし、WIN&WINセミナーの生徒達はそのような困難も跳ね除けて頑張ることができます。講師は生徒達に寄り添い、話し合い、励まし、時には一緒に楽しんだりと、全員でサポートし、おかげで生徒は最後まで頑張りきる力がついていきます。
このようなサポートをすることができる講師陣がいることも、WIN&WINセミナーの強みでもあります。それは、講師が塾是を理解し、その考えに基づいた行動をしているからなのでしょう。
何度も紹介しますが、私達のミッションでもある、塾是は、他塾にはない考え方です。

「人格を向上させるとともに
社会に貢献する人財の育成」

人格を向上させるにはどうすればいいのか、社会に貢献するのはどのような人財かなど、考え方はさまざまあるかと思います。考え方やアプローチの仕方は、人により違って当然です。大切なことは、このミッションに向けて、何をすべきか、どう行動するかを常に考え続けることです。WIN&WINセミナーのスタッフや講師はそのことを考えています。
チラシには成績アップの事例を入れましたが、その数字の奥底に隠れているものは、他塾にはないものなのです。

<塾として本当の教育とは何か>
浦和地区は学習塾も数多くあります。どの塾も生き残りをかけて大変な苦労をしていると思います。普通に考えると、点数的なものを上げて行くことや進学実績を上げていくことが信頼を高めることだと思います。しかし、その点数や実績のみに注意が行き過ぎると間違いを犯してしまうと私は思っています。本来の塾の果たすべき役割が何なのかという的が外れてしまうからです。
私は某大手進学塾に正社員として2年間ほど勤務した経験があります。短い期間ではありましたが、そこで私の考え方とずいぶん違うようなところがあり驚いたことが多くあります。
その中の一つとして、進学実績の上げ方です。上げ方?おかしな表現だと思いますが、一教室の実績を上げるための方法があるのです。ある一人の成績優秀な生徒がいました。その生徒は私立高校を何校か受験したのですが、第一志望の高校は合格し、第二志望の高校は一次試験合格で、第一志望の高校の合格発表後に二次試験があるという状況でした。普通に考えれば第一志望が合格しているので、二次試験が残っている第二志望は受験しないことが考えられます。実際その生徒はそこで第一志望の合格で受験を終えようとしていました。第二志望の高校の実績が欲しかったその塾は、その生徒に対して、どうにかして受験してもらえないかとの説得をし始めたのです。最終的にはその説得に応じて受験することになったのですが、「これは少し違うと」私は思ったのです。受験というものを商売の道具にしているように感じられ、これが本当の教育なのかと残念に感じた経験を持っています。
しかし、WIN&WINセミナーは違います。合格実績は公表することはあるかもしれませんが、公表するにせよありのままの実績を公表しようと思います。生徒達が3年間努力して、それぞれ自分が行きたい高校に進学するのであれば、それでいいと思うのです。もし希望が叶わなくても、高校に進学してからどのように考え、取り組んでいくかを考えることが大切で、私はそれを伝えたいと思っています。
チラシには紙面の関係で一部の事例しか載せることはできませんでした。その他にも伸びている生徒もいますし、これから伸ばしていこうと努力をしている生徒もいます。塾には様々な状況の生徒たちが集っています。その一人一人の生徒に今何が必要で、どうやっていけば効果が出るかなど、個に応じた取り組みを今後も考えながらやっていきます。
私は、中学生の時には、勉強面には全く自信を持てなかった経験があります。しかし、高校の先生の温かい励ましと、最後まであきらめないで一緒に頑張ろうとの応援で、自信を持つことができるようになりました。私が経験してきたことを、多くの人に持ってもらえるよう、日々生徒達と接していきたいと思います。

今月も最後までお読み頂き、ありがとうございました。