塾長の古田修一です。
3月も後半を向かえ、高校や大学など、それぞれ進路を確定することができました。これから4月を迎えますが、新しい気持ちで新年度がスタートできるよう祈っています。
今年の受験生は、頑張っていたと思います。高校受験生も大学受験生も、毎日のように自習に通い続け、志望校合格に向け努力してきました。
受験は終わりましたが、これがゴールではありません。この先の高校生活、大学生活において、また新たなる目標を立てて、充実した生活を送ってほしいと思っています。
<新年度からの新たな取り組みを始めています>
新しい年度がスタートし、塾では新たな取り組みに力を入れています。先月の保護者会でもお話をさせていただきましたが、「心を育てる学習塾」としての取り組みです。それは、「今月の凡事徹底」です。これまでの塾長の手紙でも、凡事に対する私の気持ちを書かせていただきましたが、これを生徒の皆さんとも共有し、小さなことから実践していきたいと考えています。
毎月月初めの授業では、私から「凡事徹底」に関するビデオレターを作り見てもらいます。そこで、「今月の凡事」ということで、お題を出します。3月は、「文字は大きく、速く、丁寧に」です。文字は、その人の心を大きく写すと思います。疲れているとき、眠たいとき、気が乗らないときには、必ず文字が乱れてきます。そのようなときは、誰にでもあることです。私もあります。ただ、そのようなときにも、心を強く持ち「文字だけは」と意識をすると、物事に対する取り組みも変わると思っています。
私も毎日掃除の実践を続けていますが、体力的な疲れから、今日は少し手を抜こうかとの思いが一瞬頭をよぎることがあります。そのようなときには、「ここでやれれば、きっと自分自身の成長ができる」と強く思い、手をつけるようにしています。実際にやりはじめると、疲れなどなくなってしまいます。むしろ充実感だけが残ります。
生徒たちには、「文字を丁寧に書きなさい!」といっても、自分自身の取り組みを振り返ると、まだやり切れていないことがあります。文字は丁寧に書くことができたとしても、つらい状況のときに切り抜ける力は、生徒たちとともに、チャレンジしていかなくてはいけません。私の場合は、「掃除」になるわけですが、生徒たちと共に頑張るとの気持ちを持ち続け、お互いに成長できるように取り組んでいきます。
ただお題を設定しただけでは、なかなか実践に踏み込むことができません。そこで、凡事徹底のためのワークシートをつくりました。タイトルには大きく「今月の凡事」のお題を書かせていただき、そのお題に対する私の思いを短い文章でまとめています。そのタイトルの下には、自己評価シートをつけました。この自己評価は毎回の授業のときにするようにしています。達成度をA~Dまでにわけ、その日の授業での実践を振り返ります。自己評価とは別に、講師評価の欄もつけました。講師も同じくA~Dまでの評価にしています。
何度かこの作業を繰り返してきましたが、面白い結果が見られます。自己評価が高く、講師評価が低くなるような生徒が多いかと思いきや、その逆で講師評価が高く、自己評価が低い生徒が多くいるのです。自分自身の行動を謙虚に見つめていると感じられました。この気持ちは大切だと思います。はじめから高評価をつけてしまうと、それ以上の成長が止まってしまうことがあります。現時点から、どのような工夫をしていけば成長できるかを考えるためにも、謙虚に考えていくことは大切です。私自身もそのような生徒たちに学び、謙虚に今の自分自身を見つめてみようと思います。
月末には、それぞれの生徒のワークシートに、私のほうからコメントをひとこと書かせていただこうと思います。毎月お送りしている通信と共に返却できればと考えております。ご家庭で、1ヶ月の凡事に関してお話をする材料になればと思っています。
今回は初めての取り組みですので、中学部のみでこの活動を取り入れています。改善を図りつつ、今後は小学生と高校生対象の「凡事徹底」も取り入れていこうと思っています。
<英語強化に向けた取り組み>
2つ目の新たな取り組みは、英語学習に対する取り組みです。今後の英語教育の動向を見ますと、これまで主軸におかれていた「読む」「書く」「聞く」に加えて「話す」能力も要求されてきます。
そこで、英語の力を付けていくために、小学部・中学部・高校部で、新たに英語の基本トレーニングを取り入れることにしました。
小学部では、これまで継続して実施してきた「無学年フラッシュ」に英語の要素を多く取り入れることにしました。英語の読み・書き・発音の基本となる、フォニックス(発音の規則)を取り入れました。例えば’i’がどんな発音をするか。答えは、[ i ]と[ ai ]です。これを単語の中でどのような発音をするのかを見ていきます。授業毎に同じものを音読しますので、自然とアルファベットの発音を覚えることができます。今後は、まとまった量の物語文などの素読も取り入れていこうと考えております。
中学部では、リスニングの練習を、毎回授業の冒頭5分程度を使い実施します。週2回授業がある生徒の皆さんは2回、週3回授業がある皆さんは3回リスニングの練習をすることになります。この練習は無学年で実施しています。ディクテーション(聞き取った英語を書き取る)という方法で練習をします。意味を理解することよりも、まずは英語の音声に慣れることを目標としていますので、まだ英語を始めたばかりの1年生は、カタカナでもいいので、聞き取ったものを書き取るようにしています。
高校部では、シャドーイング(Shadowing)とオーバーラッピング(Overwrapping)の練習を取り入れます。シャドーイングとは、流れてくる音声とワンテンポ送れて音声を聞きながら音読する練習方法です。英語の発音を一つ一つ確認しながら、発音していく方法です。
オーバーラッピングは、流れてくる音声にそのまま自分自身の声を重ね、イントネーション(抑揚など)をまねる方法です。カラオケを練習するときに、歌手の歌っている歌に合わせて歌うのと同じ方法です。これらの練習を通して、リスニングやスピーキング力を磨いていきます。
各学年において適切な練習方法を取り入れることができました。あとは継続・徹底です。日々の徹底は、ここでも大切になってきます。今年一年徹底し、英語力を上げられるよう取り組んでいきます。
<公立高校合格発表>
3月10日(木)には、公立高校の合格発表がありました。結果としては、受験した生徒たちの大半が合格をすることができました。本当におめでとうございます。
また、残念ながら、第一志望には届かなかった生徒も何名かいます。しかし、今年の3年生はどの生徒も頑張りました。部活動が終わってからは毎日のように自習にも来ていました。土日も、塾を開けている日は、朝から晩まで勉強に取り組んできました。自習の取り組み方で、何度か厳しく注意をすることもありましたが、それでも直前期には、一言もおしゃべりをせずに、黙々と学習に取り組むことができていました。ですので、第一志望に届かなかったにせよ、これまでの取り組む姿勢は、高校に入学してからの強みになると思います。気持ちを切り替え次の目標を設定し、早めに学習に取り組むようにしてください。次の目標は大部分の皆さんは大学入試になると思います。3年間ありますので、中学のときとは違った生活を送るといいと思います。
第一志望に合格した皆さんへ。合格してうれしい気持ちもあると思います。しかし、いつまでもその勝利に酔いしれている暇はありません。この春休みに気持ちを切り替えて、次の目標に向け頑張ってください。早めのスタートが肝心です。
今年の中学3年生の取り組みを1年間見守ってきましたが、よかったことをあげると、勉強量はかなりつんでいたということです。大部分の生徒は、塾の自習室を利用し、毎日のように勉強する時間を確保していました。また、自習室を利用する上でのマナーも大切です。教室内には「自習室を利用する上でのお約束」を掲示しています。まずは静かな環境で、自分自身の決めた時間数をしっかりとこなすことが大切です。そのためには、自習室を利用している生徒のみんなが、協力して静かな環境づくりをしていかなくてはいけません。
新年度中学3年生になる生徒の皆さんも、今年の中学3年生の先輩方を見習って、今年一年頑張っていきましょう!
<「埼玉掃除に学ぶ会」に参加してきました>
3月13日(日)には私自身の修行のために、NPO法人日本を美しくする会の、「埼玉掃除に学ぶ会」に参加してきました。このNPO法人は、私が今学んでいる、鍵山秀三郎さんが設立したものです。今では日本全国に、「掃除に学ぶ会」があり、海外でも活動が行われています。
掃除の実践を毎日続けていますが、さらに学びを深めたいと思い、思い切って「埼玉掃除に学ぶ会」に登録しました。今回の活動は、私が登録してから初めての活動で、川口市立安行中学校に掃除をしに行きました。当日は、掃除に学ぶ会の方を始め、安行中学の生徒たちも参加し、全体で100名を超える参加者がいました。その参加者を複数のグループに分けて、中学校のすべてのトイレを清掃しました。
まず、グループのリーダーから一言。「今日はここにある便器を新品に置き換えたような状態にまでします。」私たちは男子トイレを清掃したのですが、最初の状態としては、清掃はしてあるのでしょうが、新品ほどの輝きはありませんでした。ほこりがかぶっているものや、黒ずんでいるものなど、確かに中学校のトイレはこんな感じなのかもしれません。
その後、リーダーが掃除の仕方を説明してくれました。掃除の仕方も本格的で、普通ここまではなかなかできない、というのが最初の感想でした。作業はすべて素手で行います。まずはスポンジを使い、便器内の軽い汚れを取ります。その後ナイロンたわしにクレンザーをちょっとずつ付けて黒ずんでいる箇所や黄ばんでいる箇所を磨いていきます。なかでもしつこい汚れのあるところは、サンドメッシュというヤスリのようやものでこすります。サンドメッシュは便器を傷つけるようなこともあるので、本当にしつこいところのみに使うようです。
一通りの説明を受けてから実習です。それぞれ担当する便器を決めてからの作業でしたが、私は便器ではなく、男子用便器の下にある受け皿のようなものと、その下に隠れている水こし部分の掃除でした。普段洗うようなことがないだろうその部分ですが、取り外した瞬間悪臭が!やはりこのような部分も手間のかかるところですが、常にお手入れしないといけないのですね。私自身に修行をさせるために割り当てられた担当だと思い、作業に取り掛かりました。当日は曇り空で気温もそこまで上がらず、外での水こし部分の清掃作業は寒く、かなりこたえました。
まず最初にやったのは、お皿磨きです。スポンジを使って軽くこすりました。表面は難なくきれいになりましたが、ひっくり返し裏面を見ると、それはしつこそうな汚れがたまっています。ある程度はナイロンたわしで汚れを取ることができましたが、まだ黒ずみが残っています。リーダーに聞くと、「まだまだだね」と一言。確かに新品からはかけ離れていますので、ここはサンドメッシュの登場!とごしごしとこすり始めました。
その後水こし部分の掃除。これがまたお皿の部分にまして手のかかる感じ。ぎっとりと汚れがついていたので、ここは最初からサンドメッシュを登場させました。こんな作業を、3時間ほどやり、ようやく終了。私の作業が終わるこる頃には、便器の清掃も終えていて、私が洗った水越し部分を設置しすべての作業は終了。本当に新品のような輝きが出ていました。便器清掃はできなかったので、次回はどのように磨いていくかやってみたいと思います。
今回は中学生も参加していましたが、その生徒たちも偉い!最初はびくびく触っていたものも、慣れてからはどんどん素手で磨いている様子をみると、こんな教育を受けた生徒は本当に心がきれいになるだろうと感じました。作業を終えた後の表情もすがすがしく、私自身も透き通るような気持ちになりました。閉会式では、体験発表がありました。各グループから中学生の代表者が一人ずつ感想を話していきます。それらの感想は本当に純粋なもので、どの発表でも「気持ちがよくなった」との声を聞くことができました。
卒業式を2日前に控えた掃除でしたので、校舎もきれいになり、きっと最高の卒業式を迎えることができたでしょう。
今年はいつもになく、積極的にいろいろなものに取り組み、動いています。この動きの中から少しでも塾にとって、そして通っていただいている生徒の皆さんにとってよいものを見出していけるよう、今後も努力していこうと思います。
~最後までお読みいただき、ありがとうございました。~