ダニエルのブログ

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今年のテニスの4大大会最後の栄冠は男子はラファエル・ナダル、女子はセレーナ・ウィリアムズが輝きました。

個人的には男子の試合はビッグ4の時代、そしてフェデラーとナダルの宿敵ライバル関係の終焉を感じさせるような結果だったような気がします。ナダルは復活のVをとげ、フェデラーは周囲が期待したナダルとの対決にすら進めず4回戦での敗退。両者ははっきりと明暗が分かれました。フェデラーは「悔しいから必ず強くなって戻ってくる」とコメントしていましたが、なかなか難しいかもしれません。

私がナダル以上に敬愛するロジャー・フェデラーは男子テニス史上最高の選手といわれている偉大な人物で、彼の築き上げた経歴は本当にすごいものです。全豪、全仏、全英(ウィンブルドン)、全米の4大大会を全て制覇するキャリアグランドスラムを達成し、ウィンブルドンと全米ではともに5連覇を達成。グランドスラムを実に17回制覇し、男子テニス界の数多くの記録保持者なのです。彼の全盛期と言われている2004年~2010年ぐらいのプレーを見れば分かりますが、フェデラーのプレーは全てが完璧と言われるに相応しく、神がかったような美しいものでした。唯一全仏でナダルが牙城を築いた以外は彼に勝てる人間などこの地球上に存在しなかった。それ故に彼は多くのファンを身に付けました。そこに現れたのがラファエル・ナダル。彼のプレースタイルは一言で言えば剛。柔のフェデラーとは真逆のアグレシッブでファイターのように戦うため、2人の対決は多くのテニスファンを魅了してきました。

最近ようやくジョコビッチ、マレーといったスターが出てきてビッグ4を形成しましたが長年男子テニス界はフェデラーとナダルの時代でした。その宿命の時代がとうとう完全に終わりを告げたような気が私はしました。仕方がありません、何と言っても4人の中でフェデラーだけが30歳を超えている1つ上の世代なのです。当然身体的な衰えもあるでしょう。しかし私を含めたフェデラーファンは分かっていてもやはりどこかでかつての彼の姿を、そしてプレーを追い求め続けている・・・。だから満足できないのでしょう。

一方のナダルは昨年の怪我による苦しい時期を乗り越えて3年ぶりのハードコートでのグランドスラム制覇。完全復活を告げる本当に素晴らしいものでした。ジョコビッチ、マレーの2強時代などという言葉を一蹴してくれました。おそらくこれからの男子テニス界はこの3人がリードしていくような気がします。

それでもフェデラーはまだ「引退」という言葉は口にしません。彼は美しく去るのではなく、最後まで戦い続けることを選んだようです。日本サッカー界でいう三浦知良(カズ)のように周囲にすればその姿はいつか“イタイ”と言われてしまうかもしれません。しかしそれでも戦い続ける彼らの姿は多くの人に感動を与えるものでしょう。だから最後まで私は彼らを応援したい。


残る主要タイトルはATPツアーファイナル。フェデラーにとって相性の良い大会です。彼はどこまで強くなって戻って来れるか注目したいと思います。

しかし敢えて言いたい。ジョコビッチやマレーも大好きですが、フェデラー&ナダルファンとしては最後にもう1度だけグランドスラムの決勝(できればウィンブルドン)で2人の対決、そしてカップを掲げるかつての王者の姿が見たいですね。


それでも最後はこの言葉で締めるべきでしょう。 おめでとう、ラファ。