ウサマ・ビンラディン氏が米軍に射殺された事件。これは今後どう発展していくだろうか。
場所は、パキスタンの首都近郊でパキスタンの軍事施設などがあるのどかな町の邸宅である。
そこにアメリカ軍がヘリに乗って行って、急襲し、ドンパチやらかして、ビンラディン氏を射殺した。
ん???
どういうこと??
ある国で、他国の兵隊が勝手にドンパチやって、いつから良くなったんすか?
ある国に、他国の行政の組織団体(兵隊ってことね)が、そこの国内法を無視して、人を殺して、いつから良くなったんすか?
というか、司法によらずして、あるいは、法的根拠なく、行政組織(この場合兵隊さん)が勝手に判断をして人を殺していつから良くなったんすか?
いいわけがない!
人を殺してもいい(まあ許される)場合っていうのは、かなり限られてると思うんだよね。
勝手に定義をすると、
1、国際的に戦争・紛争地域だと認識されうる地域であること。国連で認められたり、宣戦布告していることが望ましい。
2、その地域のさらに、バトルフィールド(まさに戦闘している地域)内であること。
3、相手側戦闘員が攻撃的であったり、まさに銃口を向けていること。
4、相手側戦闘員が丸腰や降伏希望などをしていないこと。
5、殺害方法は残虐でないこと。
こういうことがあってはじめて、司法によらないで批判を受けずに大例外として、行政組織団体が人を殺せるんじゃないだろうか。
確かに、ビンラディン氏は、自身がテロ関与を認めているし、アメリカに攻撃的な言動をとった。
しかし、だからといって、アメリカの法が適用されない他国で、司法に全くよらず、殺していいということにはならない。
確かに、アメリカ軍はパキスタンで戦闘をしている。
しかし、それはアフガニスタンとの国境地帯でのことだ。
パキスタンでは、パキスタン政府が法にのっとって国を運営している。
そのパキスタン政府を完全に無視して(告知等なし)、首都近郊の完全なる非戦闘地域(住民は平穏に暮らし、パキスタン政府関係施設もある)。
これが許されるのか?
仮に、ビンラディン氏の射殺は、彼が応戦してきたから、一種の正当防衛なんだと主張をしたとしよう。
しかしだ。
そもそもアメリカ軍が、パキスタン国内の非戦闘地域で、勝手に人の住居に侵入する権利はないし、逮捕・拘束する権利もない。
無法者はアメリカ軍のほうで、強盗だ。
強盗に対して、むしろビンラディン氏の側の応戦は、ごく自然で、そちらのほうが、正当防衛だ。
しかも、アメリカ政府筋みずから、事件当初から、彼は丸腰だったと言っているではないか。
さらに、彼の側の人間の証言では、アメリカ軍に対して、誰も応戦はしていないと言っているし、彼の12歳の娘は、丸腰の彼を引っ張り出し、身柄を拘束したあとに、米軍は射殺したとも証言している。
これが事実であろうとなかろうと、
一切権利のないアメリカ軍は押し込み強盗だ。
アメリカは、勝手によそに行って、悪いと思うやつは殺してもいいという恐ろしい考えに行き着いてしまっているということ。
これはすごい。
以前は、ある政府が、ある人を殺したいと思ったら、他国に行って、秘密裏に暗殺をしていた。さすがに、今回のようにおおっぴらに暗殺(?)なんてできるはずはなかった。
あるいは、おおっぴらにやりたいのなら、極東国際軍事裁判(いわゆる東京リンチ裁判)のようなことをしていた。
事後法(以前の記事参照)を創設したり、インドのパール判事以外はすべて戦勝国の国際法素人の判事で、無茶苦茶なリンチ裁判だったが、それでも、形式上は、きちんと司法という手続きをとった。
フセイン大統領に対しても、とっつかまえてリンチ裁判をして、即日絞首刑にしたが、それでも、形は裁判というものを使った。
今回、アメリカは、そこの国(パキスタン)の了承も、事前告知もなしに、勝手にヘリで殺害しにいった。
おおっぴらの非合法暗殺。押し込み強盗国家だ!
考えてみてほしい。
在日米軍基地からヘリを飛ばして、日本国内の日本人を勝手に殺害したのと全く同じだ。
なんの権限もなく射殺しに行っているのだから。
こんなことをやって、平気になる世の中になったとは、全世界破滅は近いだろう。そして新世界秩序がやってきそうだ。
しかもそれを、自分の支持率アップと、共和党への貸しのためだけに指揮しているのは、何を隠そう
爆笑
どこが平和だよw
殺人容疑者を勝手に殺せと命じるのは、これまた殺人鬼だ。
なんとも黒い平和主義者だな
カダフィー大佐や、金正日のほうがよっぽど、法律にはのっとって自国内だけで独裁をやってるのでマシである。
爆笑
