日本の首相はどうして、コロコロと代わってしまうのか?
これは日本でも世界でも言われていることだ。
毎年のようにサミットで違う首脳が来る日本。毎回、「はじめまして」では、話が進まない。お見合い初日はキスはできないのだ(笑)しかも、そのお見合いパーティーで輪に入れないのが日本の首相。

この20年間、どれだけの首脳がいたか
フランス、ドイツ、ロシア は、3人
アメリカ、イギリス は、4人
カナダ は、5人
イタリア は、7人
そして、日本は、14人 ええええええええええええええええええ!!!!!

イタリア人自身がイタリアはコロコロ代わると言って自虐的に批判するが、日本は、そのイタリアの2倍も首相が代わっている。

さて、どうしてなのか?マスコミはただその事実をいって批判するだけ。日本の政治、政治家に対しての意見も聞かれるが、根本的に見れば簡単かもしれない。
根本的な原因は、
大統領制ではないからだ
単純すぎ?いや、ことは単純なのだ。
大統領制じゃないにもかかわらず、選挙が多すぎるからだ。
戦前の日本の政治システムはイギリスのような感じ。衆議院(下院)と貴族議院(上院)とがあり、貴族議院は国民の選挙はなかった。

他の首脳(サミットに参加する首相または大統領)が「首相」の国を紹介すると
イギリスはいまなお、貴族議院(上院)で選挙はない。
ドイツの連邦参議院(上院)も各州政府から選ばれる代表が議員になり、選挙はない。
カナダも元老院(上院)は実質首相が各州に居住する地主を選び出し、議員になり、選挙はない。
唯一、イタリアの元老院(上院)は任命される終身議員もいるが、日本と同じく民選議員は国民の選挙で決まるのだ。
イタリア国民自身がうちの首相はコロコロ変わると言うのだが、そのイタリアも日本と同じく下院も上院も選挙によって決めるわけである。ただし、日本はイタリアの2倍代わっている。
で、実は、フランスは、半大統領制とも言われていて、フランスの首相自体は実は、この20年間に9人もいるのだ
フランスの場合、選挙の結果、大統領の政党が第二政党に落ちる可能性があり、その時は、首相が第一政党から立つことになると、一種のねじれ国会となる。そういう時は、大統領は主に外交問題を担当することになり、大統領は代わらぬ顔でサミットに出るわけである。コアビタスィオン(cohabitation、同居)と言われるフランス独特の政治手法だ。
日本だったら、首相が代わるイコール、サミットの顔も新しくなるってことですよね。
ちなみにフランスの元老院は、国民の間接選挙で選ばれる。9年の長い任期だったが、2003年以降日本と同じ任期6年に短縮された。
蛇足だが、お隣の韓国は上院自体存在しない1院制で、中国は選挙自体ない国。

日本は、参議院の選挙があるわけで、だからこそ今回のような首相の責任問題になるわけでしょう?
いまだに、首相に責任があるとか、ないとかで、ぐちゃぐちゃ、してるわけですよ。
もう、これは日本にとってよくない。選挙の前は選挙目当てのことをしたりするし。選挙の前後で政治がずっと停滞して先に進まない。
日本は戦前の貴族議院時代は選挙はなかった。そして、戦後、アメリカが、貴族議院廃止と同時に、今の韓国のように衆議院ひとつにさせようとしていた。まあ、それは、とどまって、今の参議院が誕生したわけだ。初めの参議院は、無所属議員のほうが多数派をしめて、そこから「良識の府」といわれるようになった。
しかし、今、政党からじゃないと立候補できない「比例制」を導入したり、衆議院で落選した政党議員が鞍替えと称して参議院選挙に「仕方なく」出たりして、もう衆議院のコピーになった。参議院は「B級衆議院」だ。それ以上にねじれ国会の場合、衆議院の足を引っ張るだけの存在になった。参議院は、選挙をするのであれば、政党色が出ないものにしていくべきだし(各国地域の代表という色が濃い)、少なくとも、ただ単に足を引っ張るだけが役目の今の参議院のあり方は良くない。

で、衆議院についてだが、
日本の衆議院の選挙ね、この20年間すべて、任期満了ではなく、解散による選挙なんですよ。
というよりも戦後任期満了による選挙は、1度だけ!
この解散の乱発、つまり任期満了する前にどんどん選挙するという習慣は、あまりにも異常だ。
何かあれば、いや、なくても、野党の議員は、「解散だ!解散だ!」って言うでしょ?
ほんと、異常ですよ。
たとえば、ドイツのシステムは特出すべきもので、解散は内閣への信任決議が否決されたときだけ解散だ。
つまり、解散は、政権第一党の議員たちが内閣を信任することに反対したときだけ解散であり、これは異常事態のときか、わざと反対して国民から批判を浴びても解散したいときだけだ。
日本の首相は、解散権を自由裁量でできるというのは習慣ってだけで、どこにも明記されていないというのは、さておき、乱発乱発するから、野党は解散解散と叫んで、足を引っ張るわけで、こういうことは、日本社会にとって、本当に良くない。

日本の顔である首相がコロコロ代わるのは、日本にとってよくないことだ。
しかし、それは、首相の責任だけではない。日本のマスコミは、首相の責任、与党の責任にして、おとしめるだけおとしめて快感を得ようとする。このマスコミのあり方こそ、日本の政治に停滞をもたらしている。

正直言って、日本の立法システムが欠陥を持っている以上、これからも、日本の首相はコロコロ代わり続けるし、それによって、日本の社会が停滞して、何も決まらず、ずるずる落ち続ける。
日本の立法システムの欠陥は、まず、世論が気づかなければならないが、気づくはずもないし興味もない。気づいたとしても、憲法がネックだし、今の足の引っ張りあいシステムを使ってだと変わりようもない。
日本は、終了に向かって一歩一歩進んでるわけである。
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