バーター、いやアバターを見に行きました。

最近はお金の都合で映画に行くのをやめていたんですがね。

おいらの尊敬する江頭2:50氏(映画評論家)が、「ぜひ見に行ったほうがいい」と言っていたからだ。
彼は、いつも「こんなクソ映画見に行くな」っていうんだが、珍しい。
「内容はパクリばっかりで面白くないが、3Dの映像は最高だ」と言っていた。
無声映画からトーキーになり、白黒からカラーになり、ここ数年CGが発達してこれで終わりかなと思っていたが、3Dというものが出てきた。それを味わう恰好の映画だと彼はいう。

ってことでおいら、見に行ったわけだ。
おいらは、映画は、いつも少し郊外の練馬豊島園の映画館に行っている。
5分前に行っても売れきれることがなく、人が少ない映画館をゆったりと満喫できるからだ。
が、今回アバターは3Dじゃなく、なんと2Dだっていうのだ。何を考えているんだろうか?3Dじゃないなんてクレージーすぎる。
ということで、新宿のバルト9に行った。9つの画面があるのだが、みんなに、「映画が始まる10分前までチケット売り場前ですし詰めで立って待っておけ」、または、「座りたくばカフェを使え」という守銭奴映画館で好きにはなれなかった。コーラが400円だったし。

で、見ました。3Dすごいわあ。惑星パンドラの原生林や山々が本当に迫っていて良かった。新時代の到来だ。あるいは、ホラー映画でも、めちゃくちゃ怖くなりまっせ。アリス・イン・ワンダーランドが予告編で流れたがそれも3Dで良かった。

内容は、思ったとおりの予想通りの展開。TVのCMで予想つくでしょ?あれです。
アメリカ軍が惑星パンドラを武力侵略するという話。バンドラには異人類ナヴィが住んでいて、初めは主人公に侵入、偵察調査をさせる。が、お決まりのごとく主人公はナヴィに肩入れし始める。ついに、アメリカ軍に反旗を翻し、アメリカ軍の侵略をみんなで防ごうって話になる。そこでどうなるか、と。
白人がインディアンの地を侵略している映画の焼き写しである。ナヴィは馬に乗って弓矢を手に雄たけびを上げるのを見たらほんと見るからにだ。であるのだが、映画が終わっておっさんが奥さんに、ベトナム戦争だのアフガニスタンだの言っていた。なるほどねえ、アメリカ人はいつの時代もずーーーっと武力侵略してきたんだなと思った。
つまりこの映画は反戦映画であり反自然破壊の映画でもある。

また、高貴な野蛮人(noble savage)映画の一形態でもある。主人公はラストサムライばりに野蛮種族と共に戦うし、ポカホンタスもあらわれる。パクリの部分も多いが、作りつくされた典型的なよく見るパターンばっかりの内容だ。
(※高貴な野蛮人については、名記事参照  http://ameblo.jp/winterorange/entry-10260849770.html )
ただし、この映画は高貴な野蛮人映画のパターンをパクッているだけであり、反戦と反自然破壊色が強いのでオチはチト違うようになっている。

逆に、内容は複雑じゃない分、3Dが楽しめるってことかな。
とにかく、3Dは、とても良かった。それと、良かったのが、ナヴィが基本的にナヴィ語を話すことだ。なんと英語を話していない!これはアメリカ映画っぽくなくてリアルでよかった。アメリカ映画は、みんながみんな英語ペラペラというしらける異常状態が一般的だからね。

床屋が掘った王様は裸
右が米軍出身で野蛮種族に肩入れした主人公のダンス・ウィズ・ウルブズ(笑)
左が部族長の娘で主人公を助けて知り合ったポカホンタス(笑)

追加:アメリカの保守派から反米、反軍主義だと批判をされている。だから何?っておいらはいいたいんだけどね。批判だったら何なの?ってどうせ薄っぺらい内容なんだから(笑)キャメロン監督はイラク・アフガンに対するメッセージはあるとコメントしているんだとか。しかし、米軍に対しては尊敬しているとアメリカ人らしい発言はしている。

この映画は、反戦映画であるとともに、反自然破壊の映画でもある。台詞で「地球にはもう緑がない」とかものすごくSF映画で使い古されたありふれた薄っぺらい言葉も発せられる。自然との共存メッセージっていうかね。あるいはシャーマニズム、魔術的、神木、土着の神など随所に非キリスト教的宗教をつまみ食いしている。こういう所からアメリカのキリスト教団体から批判をされていたりもする。
おいらにしてみればそんな目くじら立てるほどの内容かよって思うんだけどね。
バチカン市国(言うまでもないがカトリックの総本山ね)のラジオ放送いわく「エコロジーを信仰とした偽りの教義を黙認している」。いいですねえ。今、エコだエコだってうるさすぎる。みんな事実のように断言してる地球温暖化も単なるひとつの「説」だからね。



床屋が掘った王様は裸


これが噂の3Dメガネ!イエイ!