もはや、憲法論争になっている。だから、憲法は改正すべきなのだ(笑)
ことの発端は、小沢さんの会見で、記者たちを一喝したことであり、それにたいするマスコミの反論(きめつけ)である。
この会見で、小沢さんは似たような記者たちの質問に対し苛立ち、「憲法を読みなさい」と再三言ったが、その中
「天皇陛下の国事行為は、国民が選んだ内閣の助言と承認で行われる、すべて。それが日本国憲法の理念であり、本旨だ。」」
これについて、一喝されたマスコミたちは、実際憲法を読んでみた。そして反論した。
「憲法には大使、公使との接受は、国事行為って書いてありますけど、その他の外国要人は、憲法には書いてありませんでしたよーーケケケ。国事行為とちがってこれは、公的行為らしいですぜ。公的行為とは国事行為と私的行為の間の行為らしいですぜケケケ」
鬼の首をとってやったって感じだ(笑)
浅はかなマスコミが言うのを、分かりやすく表にすると
①憲法に明記されているなら→国事行為→内閣の承認と助言が必要・・例:大使・公使と天皇との会見
②明記されていないなら→公的行為→内閣の承認と助言は必要ではない・・例:上記以外の外国要人との会見
紋切り型に、憲法の理念を考えず、憲法に言葉が書いていなかったら、公的行為だと決めつけ、それは承認と助言が必要ではないとすぐ決め付けるこのマスコミ的考え方は誤っている。
国家副主席→明記なし→公的行為→承認・助言不要→小沢は間違いだやーい、やーい
という浅はかな考え方。
小沢さんも言ってたけど、「憲法の理念や本旨」ってなんだろうね?字づらだけ読んでいくからこうなるのだ。
今手元にある産経新聞を少し引用すると
「(公的行為には)内閣の助言と承認は必要としない。また、国事行為の場合は天皇に拒否権はないが、公的行為は憲法上の規定はなく、必ずしもその限りではない」(今日付、産経引用)
国事行為は天皇に拒否権がないけど、公的行為はその限りではないだと?どこに書いてあるんだよ。国事行為は拒否権がないって断定的にどこに書いてあるんだよ。憲法じゃなかったら法律にでも書いてあるのかよ。役人がそう思ったことがあるってすぎないだろうが。それを金科玉条のごとく思うなってまさに小沢さんが言ってるんだ(笑)まあ、拒否権はないだろうけどね(笑)それを断定的にいっちゃっまずいでしょ。しかも憲法に列挙されている国事行為以外は、いくら大事なものでも公的行為だと一律に決め付けて、内閣の助言と承認は必要ではなく、拒否権は必ずしもできないわけじゃないだと??だから、理念や本旨を考えろっていうの。
日本国憲法っていうのは、隙間だらけである。スカスカなのだ。あるべきものが書いてなかったりっていうのは、よくあることなのだ。そこを補って読まなければならないからこそ、憲法は難しいのだ。そして改正すべきなのだ。
たとえば、衆議院の解散を首相はいつでもできるが、これは、憲法に明記されていない、されていないが、憲法によって首相の解散権という権能があるというのが主流説であり、そのように国会で運用されている。マスコミは知ってんのかな?
あるいは、プライバシーの権利や肖像権なども憲法で保障されているのが絶対多数の考え方であるが、憲法には明記されていない。されてはいないが、保障されていると解釈するのだ。それが、憲法の理念から読み解くのだ。マスコミは知ってんのかな?
マスコミの強い味方の「報道の自由」も憲法に保障されているとマスコミはいうだろう。そのとおりであろうが、憲法にはまったく「報道の自由」の「ほ」の字も書かれてはいない。何度もいうが、憲法の他の条文と比較し、憲法の理念を考えた上、読み解いた帰結である。マスコミは知ってんのかな?
さて、憲法には国事行為が列挙されているが、列挙されていないのは、プライベートな私的行為を除き、すべて一律「公的行為」だとすることは理念に反するといっていい。一律、「杓子定規に」公的行為には、内閣の助言や承認はいらないし、内閣は責任を負わなくてもいいし、天皇は拒否だってできうるんだもんねええ、という考えは浅すぎると言っていい。
だいたい、外国要人に会うのは国事行為って憲法に書いてないもんねえっと言っているが、
じゃあ公的行為は、何であり、どういうものかというのは、明記された法律でもあるんですかね。
小沢さんがいう「外国要人は国事行為だ!」は、「憲法に書いてありません!」ってマスコミは言うけど、
「外国要人は公的行為だ!」というのも、どこにも書いてありませんよ?!(笑)
さらに手元にある産経新聞の1面産経抄より抜粋引用(一部略)
「小沢さんは慶大卒業後、司法試験を受けようと日大大学院で勉強、法律にも詳しい。ただ憲法は苦手だったのかもしれない。天皇陛下と外国要人の会見を内閣の助言と承認が必要な国事行為と思われているようだが、憲法にはそんなことはどこにも書いていない。残念ながら「司法浪人」確実とみた。」(記事そのまま引用)
と、小沢さん、いや、人を馬鹿にしている。むかむかきた。
ほんと、バカがバカを自覚してなく、逆に人をバカにしているのが一番腹が立つ。
この記事を書いたやつに、「産経新聞は、報道の自由は憲法で保障されていると思われているようだが、憲法にはそんなことどこにも書いていない。書いていないから報道の自由は憲法で保障されていない。」と言ったら、言葉を濁すに違いない。それと同じだ。国家副主席の文字はないから助言と承認は不要だって杓子定規に決め付けることのこのバカさ加減。ほんとに何やってんだこいつら。残念ながら報道機関失格確実とみた。(笑)
じゃあ、おいらが、架空司法試験問題でも作ろうか(笑) 今回のものをもとにして・・・
憲法 問1
「外国の国家元首が来日をした。そのとき、内閣の助言と承認とをもって、天皇は会見を行なった。論ぜよ」(30分)
まず、マスコミ的な解答例要約
「 この内閣の助言と承認は不要であるので、天皇の政治的利用を内閣がしたと断定でき、不当である。
天皇の国事行為は内閣の助言と承認は必要である(憲法3条)。しかし、大使および公使との接受は国事行為であるが(同7条9号)、国家元首に対する会見は憲法になんら明記されておらず、公的行為であるにすぎない。
よって内閣の助言と承認は、必要であるはずはない。それと同時に、天皇の行動を政治家が強制利用したとみるべきであり、不当である。」
小沢さん的解答例要約
「 国家元首に天皇が会見することについて、憲法にはなんら明記されていない。
内閣の助言と承認を要するのは国事行為であり(憲法3条)条文に列記されている(7条各号)。では、明記されていないことを理由に一律に国事行為ではなく内閣の助言と承認は不必要だと断定していいのだろうか。
国事行為に内閣の助言と承認が必要であるのは、戦前、戦中の反省を踏まえ、民主主義の考えから天皇の行動のうち、国政や国を左右するような重大な事柄に対して、天皇の独断や勝手な行動を抑止し、日本国民の意思を反映させるためである。
では、国家元首と天皇との会見は、明記されてはいないが国事行為とはいえないだろうか。
外国の元首は文字通り、その国の代表であり、会見をすること、あるいは、しないことは、その後の日本の外交、社会情勢に強く影響するといっていい。天皇一人がだれからも助言や承認なしで、独断で元首との会見を好き勝手にすること、あるいはしないことは、日本の国益を大きく損失させるおそれがあるといえる。
また、外国の元首の下部に位置する外国の大使や公使との接受は国事行為とされている(同7条9号)。これが、国事行為であるということは、さらに重要な国家的来賓の元首との会見は国事行為、または、それに類するものであるとみてよい。
したがって、元首と天皇との会見は、国民の意思が反映されるように内閣の助言と承認は必ず必要だといってよい。この問で、内閣が助言、承認をもったことは、国民の意思が反映され、むしろ正しい判断だといえる。以上」
どうだろうか?(さらっとあらすじだけ書いたのでつたないが、まあ、いいでしょう)
上のマスコミ的解答は、不合格だね、たぶん。憲法的考え方がまったくできていないと思われる。明記ないからダメって発想は、報道の自由は明記されてないから、保障されてないっていう考え方と同じでお粗末すぎる。さらに、不明文だから公的行為っていう自説を述べるだけ。公的行為とは何であり、どういう性質のものか、なぜそしたら内閣の助言、承認不要なのか、まったく述べられてもいない。
かたや、下の小沢さん的解答について、たぶん、主要な説は、国事行為に類する「公的行為」であるとなるだろうが、憲法的理念や帰結や考え方は正しく、合格点をもらえるんじゃないだろうか。
司法浪人になるのはどっちだろうかね?(笑)
まあ、本当に内閣の助言と承認が必要なのは、役人たちだ(笑)今回のでしゃばり宮内庁木っ端役人の羽毛田信吾は一体何様なんだ?
自分の親分の批判や独自の意見を公の場でいうことは、公務員の度を過ぎた行為だ。越権行為だ。社長を社員が大々的に批判するかね?そんなことは、ブログでこっそりしてください(おいおい笑)
しかもその親分は国民が選んだ国民の代表である。役人は勝手に試験に合格したってだけの存在でしかない。
つまりは、小沢さんがいうように、民主主義ってもんを理解できない旧来の役人根性むきだしの日本の国益に反しうる人だってことでしょう。
自分の存在、役割、仕事が理解できず、分をわきまえることが出来ないのであれば、役人をやめて(天下りはするな)、その上で、批判、批評すべきなのだ。それが当然のことだ。田母神元航空幕僚長や天木元レバノン大使のごとく。
我々は、批判する方向を間違ってはならない。
おいら、変だなって思う。けっこう、おいらの考え方は、読む人の意見と反対のことがあると思うんですよ。