滞在したところでは、毎年5月に、「ルネサンス・フェスティヴァル」というのが開かれる。


実際、どこまで浸透しているか、不明だが、おいらの彼女は、やる気満々で数ヶ月前から衣装を縫っていたりする。

みんな中世のコスプレをしている。中には、パイレーツやエルフ、魔女なんかもいる。

口調もこの週間はブリティッシュ英語にするって言ってたけど、そりゃホラだと思う。

このルネサンス・フェスティヴァル(ルネサンス・フェアー)というのはアメリカ各地で開かれている。なぜだかは、知らん(笑)。でもアメリカ人には結構日本のコスプレマニアがいるが、こういう下地があったんだなあという感じがする。



床屋が掘った王様の穴


緑で生い茂っている山の中で繰り広げられるコスプレ縁日。「ルネサンス・フェスティヴァル」



まず、2人のパイレーツ・コントを観た。素人並出演のエンタの神様より断然面白い。

屋外で小雨だったので大変だったろうなと思う。

さすが、アメリカ。客のノリがいいこと。波を打っている。客が良かったら、別の客も楽しめるし、演者も乗るんだよね。日本じゃ、相当なコメディーじゃないと、みんなお通夜な雰囲気なんだけど。


その次はキャッスルツアーに行った。シャトルバスが出ていて近所の城までピストン輸送してくれる。



床屋が掘った王様の穴


立派に作ってあるでしょう。この週間だけ、開放してくれてるそうだ。

みなさんお忘れなく、ここはアメリカ。中世の城というのは本来存在しません。

つまり、どこの世界にもマニアな人がいるってことです。庭も広いし、ガーデニングもされてるし、バスの乗り降りの場所には大門まである。もちろん、この日はバスの運転手さんも中世の格好をしています。


で、会場に戻って今度は、ジョスト(トーナメント個人戦)を見た。

馬上槍試合です。いわゆるトーナメントの語源になったあのトーナメントを初めて見てちょっと感動。




床屋が掘った王様の穴


大きい中世の甲冑を着込んだ二人が槍をもってあっちからとこっちから相手めがけて突進していく。

槍が鉄の甲冑に当たるとガチャーンとものすごい音が鳴って、少々恐ろしい。

落馬したら負けなのだが、落馬は危険。だから、おいらは手に汗握る。

負けたら退場して勝った者同士が次にやるので、ここから「トーナメント」という語源になった。

どちらも落馬しなければターンをして再度、突進そしてガチャーン。

ってことで、トーナメント自体の語源はそのターンから。


ちなみにフランスのアンリ2世国王は、この馬上槍試合で右目に大怪我を負って亡くなった。彼に仕えていたノストラダムスがそれを予言していた!とかいないとか、いう逸話もあります。


とても楽しめた。つづく