テレ朝はひどいといつも言っているが、去年から言いそびれていたことがある。

テレ朝系列の朝日放送がやっている「たけしの本当は怖い家庭の医学」(毎週火曜日)である。

よくこれをビートたけし氏がやっていると首をかしげたくなる。

おいらはさんまの踊る大御殿を見ているので年末に1回見ただけであるが、唖然としたものだ。

2度と見ようとはしない。

その回は「本当は怖いダイエット」というもの。

ある20代後半の女性のケースを紹介する。

「彼女はダイエットをやり免疫力が低下して結核になってしまった。結核は以前不治の病だった恐ろしい病気で今も年間2万6000人が発病する」

この一つのケースだけを大前提として構成してダイエットは結核になると不安をあおる。

ダイエット→免疫力低下→結核(毎年2万6千人)

なんと安易なフローチャートだろうか。

無理なダイエットは免疫力が低下するだろう。しかし、免疫力低下が引き起こすのは結核だけではない。例えば風邪だってインフルエンザだってかかりやすくなる。

それを免疫力低下即結核というのは朝日特有の捏造だ。もちろん抗議をしたら、「即」とは言っていない。その可能性が充分あると言ったまでのことと逃げるだろう。間違いない。この局のパターンだ。

しかしねえ、免疫低下でいろいろな病気にかかりやすくなるから気をつけろ、というのに留めるべきだよ。結核をことさら強調して不安あげるってどうかしてるんじゃないのか?

初めおいらはダイエットと結核が、科学的に因果関係があるかのと思ってしまった。

あるあるよりも酷い。納豆→体重減というのは科学的にたしか正しかったよねえ。おいらの記憶では半年で数グラム(納豆のカロリー除く)しか減少しない(笑)ので、そこに捏造が入り込んだというもの。

しかしこの家庭の医学がいう、ダイエット→結核というのは全く科学的には正しくない。風が吹く→桶屋が儲かると全く同じ論法である。あり得なくはないがこじつけでしかない。

わざわざ深刻な顔をして不安をあおるエセ番組だ。

この番組がまだずっと続いているのが不思議だ。問題にならないのだろうか?あるあるより酷いのに。

追記:数年前「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺を知らない若者が多いと嘆いていた人がいたので、補足説明。

風が多く吹く→砂埃が多く舞う→目に入る人多数→失明者多数→三味線弾き増加→三味線増産→三味線の皮に使う猫が減る→鼠が増える→桶をかじる→桶を買い換える→桶屋が儲かる。ゆえに風が吹けば桶屋が儲かる。「あり得なくはないが突飛すぎる論理をこじつけてつないだ原因と結果の関係」の意味で現在ではよく使われる。

朝日の論法でいくと「メタボが増えれば、結核が増える」ということもいえる(笑)さらに裕福な国ほど結核が多いということになる。しかしこれは統計学上正反対であろう。