こんにちは。
一週間ちょっとの帰省から帰ってきました、karoです。
そういえば、エイプリルフール、華麗にスルーしていました(笑)4月1日だけアクセス数が上がっててびっくりｗなんの用意もなくてすみません(＾＾；)
あの大きな地震に「東日本大震災」という正式名称がつき(どうでもいいかもしれないけど名前は名前)、3週間が経過した今も尚、人的被害の全容が解明できないという現状。
未だ解決しない原発問題。非難されたまま周辺住民の方々。
未曾有の災害を実感するとともに、何もできない自分が本当に歯痒い。そして今微妙に視界に入ったニュースのトピックスのくだらなさに八つ当たり。そんなんどーでもいい。
(娯楽はもちろん必要だと思っていますし、いきすぎた自粛ムードもどうかとは思っていますよ。念のため。)
さて。
東北の方々が今回の震災で大きな被害を受けられたこと、福島の皆さんを含め、今も苦しい避難生活を送っておられることは重々承知なのですが、
皆さん、どうか栄村の方々のことも忘れないでください!!
あまり報道されることもありませんが、私の故郷の県内にあるこの村も地震で被害を受けています。
東北新幹線の前線復旧が待たれていますが、線路の一部が大きく陥落してしまったため、長野でもJR飯山線は復旧の見込みが立っていません。
帰省中に立ち寄った駅での現地駅の被害状況写真はすさまじいものでした。電柱は傾き、石を積み上げて作られているホームの一部の石が線路に落ちていました。。。
こんな表現は不謹慎かもしれませんが、早朝に発生した地震だからこその被害状況ではないかとさえ思います。もし日中にあの地震が起こっていたら、もしあの陥落した線路を電車が走っていたら、と考えると身の毛もよだつ思いです。
更に耳にした義捐金の分配に関するニュースでは、被害を受けた世帯1世帯に対して5万円の分配、とも聞いています…(もちろん、今後増額・さらなる支援制度が新設されるとは思いますが…)
どうか、栄村、そしてその周辺の方々にも必要な支援が行き届くように、皆さんのお力をお貸しくださるよう、ささやかですがこの場を使ってお願いします。
今日の本題。
そして本当に歯痒くてならないのは。
こうした科学的知識が活かせるべき、活かされるべき場で、何も言えない自分が本当に情けないってこと。
今までなんのために勉強してきたんだ。
知らないことは罪ではないかもしれない。でも知ろうとしないことは罪である、と私は思っています。
無知であることは幸せであるかもしれないけれど、それは同時に知っている誰かに様々なことを押し付けることである、とも。
せめて「エコ」絡みの「クリーンエネルギー」くらいには一矢報いたいところなのに。専攻分野にも関わってくるのになぁ…orz
もちろん多面的な見方があって、そうでなくては論も技術も前進しないけれど、結果的に踊らされて混乱してしまう自分の能力の残念さが恨めしい。。。
こんなザマで書くのも難ですが、、、うじうじ考えてるだけっていうのもなんだかな。ということで書いちゃいます。すみません。記憶だけを頼りにしているので、きっと間違えている部分もあると思います(＾＾；)
若気の至り、一個人の見解、ということで見逃してやってくださいませ。
原発全廃論議。
中々難しいと思います。というか、申し訳ありません、あまりに短絡的、かとも思います。
何故日本が原発推進になったのか、元を正せば火力発電の原料コストの不安定さがあるでしょう。
火力発電に使用される原油の燃料価格は変動が激しいのは皆さんご承知の通りです。
なぜなら主な原油産出国である中東諸国は政治的に不安定である国が多いから。しかも資源に限りがあると言われ(つつ、新しい油田が見つかる影響で耐久年数は伸び続けてはいますが)、中国などの需要が見込まれる将来、原油価格が低迷するとは思えません。
一方原子力発電に使用される放射性物質の産出国はオーストラリアなど、政治的に安定している国。もっと言ってしまえば資本主義、民主主義の国。つまり、燃料の価格の急騰は考えにくいわけです。
しかも現在日本の総発電量の約3割は原子力発電によるもの。
当然原子力には多くのデメリットがあります。
建設、安全管理、そして何より、使用済みの燃料(核燃料)の廃棄に莫大なコストと時間を要すること。
私たちの子ども、孫、その先の代にまで私たちは私たちの現在の生活のツケを負わせることになるわけです。
しかしそれでも。先にあげた条件を鑑みる限り、現時点での全廃は難しいと私は思います。
東京電力も企業ですから、費用対利益を念頭に置くのは当然と言えば当然です。つまり、安全第一とはなりにくい。その結果、想定が作られるわけです。あまりに大きすぎる想定に対応すれば建設・維持コストばかりが大きくなり、それを回収できなければ企業として立ち行かなくなってしまいます。
もちろんそれが良いのか、悪いのか、という問題は別にして、です。
現状が良いものだとはもちろん思いません。多くの人命、ひいては全地球に影響を及ぼすようなリスクを抱えた施設に「想定外」などという言葉が存在して良いとも思いません。しかし、東電が企業である以上、これは避けようのない問題でしょう。
そして、多くの原子力発電全廃を主張される方々が代替エネルギーとして提案される「自然エネルギー」。
こちらは正直申し上げて、以下の2つの理由から原子力発電の代替となり得る技術では未だあり得ません。
第一に、発電量が不安定すぎること。
第二に、建設コストに対して回収できる電力収益が少ないこと。
よって、もしも原発を全廃するならば、日本が頼ることになるのは火力発電となるでしょう。
火力発電ならば、燃料に何を使用しようが二酸化炭素が排出されることに違いはありません。
LNG(液化天然ガス)等がクリーンといわれるのはその生成過程において相当の二酸化炭素を吸収していると考えられているからです。つまり、吸収した分排出しているから±０だ、と主張しているだけで、実際に二酸化炭素を排出していることに変わりはありません。
その技術に「エコ」で「二酸化炭素は悪者」だと思っておられる方々がどこまで賛同できるのでしょうか。
もちろん原油を使用すれば、不安定な市場動向に合わせて電気料金が頻繁に見直される可能性もあります。
更に言ってしまえば、「自然エネルギー」が環境に全く負荷を与えないのか、と言えばそんなことはありません。
例えば風力発電。
近隣に騒音問題をもたらすため、人家から離れた土地に建設せざるを得ず、その費用は１機につきおよそ２億円といわれます。
更に、年間一定数の鳥たちがこの風車に巻き込まれて命を落としているのです。人里離れた土地であるため、貴重な鳥が多いといわれます。
しかも発電量はさほど多くもなく、上にあげた事故などにより保守が必要になるため、実際にはかなり手間のかかる発電手法なのです。
太陽光パネルはどうでしょうか。
こちらは建物天井に取り付ければ、その重量により地震の際、建物が大きく揺れる原因になると言われています。
一方郊外にプラントとして建設するのは、二酸化炭素の吸収源である林地、草原を奪うことになってしまいます。
砂漠では風邪により飛ばされる砂が表面に付着するためソーラーパネルは上手く機能しないのだとか。
半永久的ともいわれますが、パネルにも寿命があるため、結局コストも大きいのです。
水力発電、潮力発電については言うまでもなく、ダム、またはそれに類するものを建設するわけですから環境に負荷をかけないわけがありません。
おそらくどのような方法を利用しても、現在の生活を支えるだけの発電量を確保できる発電技術には、ヒトへの安全性へのリスクか環境負荷のどちらか一方、あるいは両方が絡んでくるでしょう。
この問題の解決にはもっと根本的な、根深い問題が潜んでいると思います。
さ。言ってしまいましたね(＝ω＝)
こ、こんなところまでお付き合いして下さった方はいるのだろうか…(＾＾；)しかも結論は無い!落ちて無～い(笑)!!
なんだか色々すみません。理屈っぽいのは県民性のせい、ということでここはひとつ(笑)
文字ばっか…なんて味気ないブログなんだろ…(笑)少しは友人のブログを見習おうかなｗ
まぁ、こんなこと、今言ってみても仕方ないんですけどね。今は福島第一原発の事故の解決策でも話し合った方がよほど有意義なのですが…。ま、これも素人が議論してもね…(＾＾；)
本当のことを言うと、この震災まで、この事故の発生まで、原発の安全性だとか、そうした物に対する科学的知識だとか、そういったものに一切興味も持たずに、良く言えばそれら技術を信頼して、悪く言えば全てどこかの「知っている人」に投げっぱなしでその上にあぐらをかいて、当たり前のように電力供給を受けてきた側の方が突如として、大して情報を集めないうちから、原発全廃論に加担したり、東京電力を批判することだけで満足してみたりするのは、いかがなものか、と思ってはいます。科学者の気持ちも少しは汲んでいただけると嬉しいな。どんな道具も使い方を誤れば凶器になるのですから。なんていうのは、科学の端っこをかじっている者のエゴなのかもしれませんが(＾＾；)
もちろんこの世の全てに精通するなんて、無謀すぎるし(ある意味過去の偉人に対する冒涜だよなぁ。笑)、だからこそ専門家に任せる、信任することが必要なのですが。ただ、それにおんぶに抱っこして、落ちたら相手を叩く、ってどうなのかな、と。自分でもよく分かりませんが、信任したらそれ相応の覚悟やらを決めたいですね、ということなんだと思います。
それではそろそろお暇します!書きすぎました(笑)反省はしている。後悔はしていｎ(ｒｙ
何の足しにもならないブログにお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m