こんばんわ。

一般病棟ということで、今回は誤嚥性肺炎疑いの70代男性の担当になりました。

2週間前までは施設で介助摂取で食べていたとの事ですが、肺炎を発症して絶食。今回嚥下評価にリハビリのオーダーが出ました。

評価しましたが、前頚部の筋が緩くあきらかに咽頭収縮力(飲み込む力)が弱いと判断された事と既往に脳梗塞はありませんでしたが、病前から介助で嚥下食を食べていた為、角度30度、水分とろみ付(濃い)で評価。結果は、嚥下反射は起きましたが、収縮力が弱く自発的な追加嚥下が3~4回起きた後、ムセ込む様子が認められました。(ムセはもしかすると痰が多かった影響かもしれませんが)、今回の出来事から、良い点:嚥下反射は惹起する、ムセれる(不顕性誤嚥のリスクは低い)、咽頭感覚は生きている。悪い点として咽頭収縮力が弱い為、粘性の強いとろみは残りやすいもしくは、完全側臥位等の食物残渣が残っても食物が気管に入りにくいポジショニングで次回は評価すると良いだろうという点が結果から導かれました。私の考え方があっているかは、他者の評価が必要ですが、明日はポジショニングならびに現状の呼吸状態、痰の分泌量に注意して評価していきたいと思います。

この文章を読んで臨床のヒントをくれる方がいれば、メッセージをお待ちしています。