本日は、臨床で活かせるフィジカルアセスメントを紹介したいと思います!
高齢者で多発性脳梗塞があり、麻痺がわかりづらいし指示にムラがある方でも使用できる物があると思います。
〇下肢は①膝を曲げて足底が安定するかで左右差を判断。
②自身で膝を持ち上げられるかの屈曲と伸展動作で判断
(下肢の屈曲・伸展の動きをやってもらう)
① ②で、下肢の評価
上肢は、
①バンザイして手を上げる時の高さ 万歳!!
② 手首の回内・回外運動
③ グー・パー・チョキ
左右差を見る。
頭頚部は、①舌骨・喉頭の左右差、喉頭下垂の有無
②ベッドのG-UPを上げて、枕を取ってG-UPを下した状態で
頸部が維持出来るかで判断で頭頚部の保持能力の判断
③ 舌骨上筋群(オトガイ舌骨筋、顎舌骨筋)は触診して張りの有無。
張りがあれば緊張あり。張りが無ければ、麻痺疑い。
麻痺している側は嚥下機能が低下しているかも。
顔面は、①安静時と動作時の左右差
*安静時の下垂は誤りやすいから慎重に確認。
②舌は挺舌・左右運動・出来れば舌尖挙上も確認。
③ディアドコキネシスの際の歪みと舌運動の左右差があるか。
発声からは、①声が異常に低い場合は喉頭下垂しているかも。
喉頭挙上低下しており、咽頭収縮力が弱く食物を食べた際に咽頭貯留する恐れが予測されます。
教科書に載っているレベルですが、これらの情報からどの部分に障害があり、食事姿勢をどうしていくべきか考えられると
思います。