Malchut(王国) -8ページ目

Malchut(王国)

耳を傾けてくれる人がいてもいなくても。

その前の年に、母は緩和病棟のある病院に転院した。
兄は夜勤のある仕事で休みも少ないから、私が病院を探していくつか見学に行き、
最終的に母本人に決めてもらった。

 

そして、転院から3か月を待たずして亡くなった。

その後はお葬式やら実家の片づけやらでバタバタしていたのと、

丁度仕事も忙しい時期だったので、母の命日すら思い出せない。

 

 

社員登用の話があったのは、生活もすっかり落ち着いて、

一周忌の法事の日取りを決めている頃だった。

・・・前の年だったらとてもじゃないけれど、登用の準備どころではなかった。

 

まずは業務に関する作文の提出。

文章を書くのに苦手意識は全くないので、これは問題ない。

ざっと書き上げてボスに確認を依頼したら、一発クリア。

「一部表現を変えたから、後は体裁を整えて提出しといて」と指示された。

長めに書いてあったので、指定の文字数に収めるのにそこそこ苦戦したが、

締め切りには余裕を持って提出できた。

 

問題は筆記試験と面接準備だ。

登用までの流れが通知されてから、作文の提出・筆記試験を経て役員面接まで2か月半ほど。

ところが、作文の提出の辺りで、なんとボスが入院。

実は作文の最終確認は、まさかの病室からのオンライン指導となった。😅
途中で看護師さんが病室に入ってきて、検温の声掛けなどをしている音声が

そのまま聞こえてきて、Live感が半端ない。

しかもその数日後には手術を控えていたので、以降は当分の間、連絡を取るのは難しそうだ。

 

 

「こんな状態で本当に大丈夫か?」と思ったものの、しばらくは筆記試験の準備。

とは言え、「筆記試験」としか記載されておらず、どのような内容なのか見当もつかない。

息子にそんな話をすると、「今だとSPIじゃない?」とか言う。

 

えすぴーあい?なんじゃそりゃ。

息子が分厚い問題集を貸してくれたが、開いてみて唖然とした。

・・・こんなん、私の時代にはなかったんだけど。

もっとこう一般常識的なものとか、自動車の教習所の適性検査的なものかと想像していた。

 

焦って、数年前に登用された同僚に「筆記試験ってSPIでした?」と聞くと、
「私もSPIって知らないから検索してみたけど、こんな感じだったかも?」と。

調べてみると、一から対策しようと思うと2か月くらいは必要らしい・・・マジか。

これは夏季休暇は対策で終わるやん。
対策動画を眺めて例題を解いてはみるものの、

学生時代でもこんなの解いたことない気がする。😭😭😭

 

 

やっぱりアラフィフでの登用って想定してないんじゃない?と訝しがりながらも

あと数日でいよいよ筆記試験・・・のその前の日曜日は、母の一回忌法要だった。

その日は朝からなんか身体が怠重かったのだが、帰宅すると熱っぽい。

まぁ、真夏日に日陰のないお墓で法要をして、駅まで一時間弱掛けて歩いたし熱中症なのかも?

 

ところが、翌朝も熱が下がらないので会社に欠勤の連絡を入れて、念のため発熱外来に行くと。

 

まさかのコロナ陽性!!


まだもうちょっと続きます~。