所謂「一番欲しい言の葉」を最適な時に最適な人に投げかけて貰おうと思う事が間違いで

世の中はどちらかと云うと世知辛く其れ程上手く出来てはいないのだよ。


私は高校まではびっしりいじめられっ子だった・・・というと「えー?」などと言われるが

それは紛れも無い事実で、(確かにリーダーじみた役職を多々やっていはいたが)周囲からびくびく怯えて、毎朝「行きたくないなぁ」と思いながら、重たい足を一歩また一歩外に出して、何とかやってきたの。

いじめの原因は、きっとどうでもいいようなこと。

外見や容姿の事。

当時の私は所謂「優等生」、当たり前のように黒髪ノーメイクショートヘアに私服だったけど真面目な格好。

困った事に、今より20キロ程肥えていた(今もデブなのに・・・)

勉強さえ出来ればいいと思っていたから、地区一番の進学校だったけど成績は上の上の中くらいで、テストなどに困る事は無かったけど。


毎日のようにあからさまに笑われ、「どうして不細工なの?」なんて聞かれ、いつも「リーダー格」みたいな人にネタにされ、同じ部活の人からもお荷物のように扱われ、行事の度に仲間外れにされ、そんな事が3年間続いた。苦痛だった。

それが今でも私の性格に影響を及ぼして、人前に出るのは怖いし、自分の容姿に極端にコンプレックスを感じている。

勿論そこで自殺も何度も何度も何度も何度も考えた。


だから、今自殺が頻発しているけど、その気持ちはわからなくはない。

「死ぬ以外に考えたらもっとどうにでもなったろうに・・・」

と言う人は多い。

でもね、もう、親には迷惑かけたくないから言えないし、本当に学校が地獄で、

行く行かない云々ではなく、いじめてる側に会っていない夏休み等でもそいつ等の顔ばかり頭に浮かぶ。

もうね、病気になっちゃうんだよそんな事繰り返してたら。

自分でも頑張ってるつもりなのに、もう1年の4月に「コイツはネタの対象」みたいな定義付けをされると、正直高校生くらいの連中だったら、それを覆す事はまず無理だと思う。


今、もし同窓会があるよ、なんて言われても行かない・・・

と言おうと思ったが、恐らく既に同窓会は開かれているのだろう。

つまり、呼ばれもしていないわけだ。

今でも怖い、そういう場で「アイツ不細工だったよなー」「デブだったから出て来れなかったんじゃん?」とか言われてる想像ばかり目に浮かぶ。

もう、私の人生において、二度と立ち直れない傷を残したってわけ。

お陰で鬱病になり、今も通院に至る。

だから、高校卒業と同時に、逃げるように地元を出た。

北海道にいることすら嫌だった。



ちょっと脱線した。


彼氏とか、そういう経験の無い人に言っても「そんな昔の事蒸し返す事ないじゃん」なんて言う。

冒頭に書いた通り、私の欲しい言葉など想像も付かないのだと思う。

きっと一連の連鎖反応で命を落としてしまった子供たちは、当時の私かそれよりももっと酷い精神状況だったんだろうな。


でも私が実際「自殺」を実行しなかったのは、その後に遺された家族を考えたから。

他の誰が涙を流さなくても、家族は涙も流すことも忘れて哀しんでしまうと思ったから。

それは、私が家族を失えばその気持ちは想像できたから。

例え私が誰かに哀しい目に遭わされても、私が一番愛する家族を哀しい目に遭わせるのは、

きっと地獄を何週しても償えない罪だろうと、薄ぼんやり思ったから。

だから、自殺してしまった子たちには、もう言葉は届かないけど、もし生まれ変わった時には、例えば私の子供に生まれ変わって、同じように自殺を考えてしまうなら、はっと私の事を考えて思い留まる、そんな親になりたいし、そう子供に思わせるくらい強く愛してあげたい(勿論ご家族は子供を愛しているでしょうけど。私の理想の話ね。)。



罪の意識ゼロでいじめは進行するのだろう。

哀しいけど教師側が隠蔽するような体質が今後も続いてゆくだろうし、そうすればきっといじめ自殺はまた起こってしまうだろう。

「殺人事件」だという事に気付いて欲しい、大げさじゃなく。


いじめる側も、いじめられる側も、教師側も、みーんな、

一度他の人の立場になって考えてみられないのかな。難しい事なのかな。




でもね、そういうちょびっと平坦じゃなかった経験から

今は「人の痛み、これでも少しはわかってるんだぞ」という強みにもなりましたね。

今自分がこうやって、友達の質に恵まれてバカ騒ぎ出来てるのは、こういう事があったからかもしれない。

私は今強いんだぞ、っていう。

でも、そんな経験要らない。もう二度とこんな経験をする人が出てほしくない。




所謂「一番欲しい言の葉」を最適な時に最適な人に投げかけて貰おうと思う事が間違いで

世の中はどちらかと云うと世知辛く其れ程上手く出来てはいないのだよ。

ねぇ、誰かそんな事ないんだよって、否定して頂戴。