innocent worldという歌に甘えていた鏡の中の男に復讐を誓ったり、愛してる人に「君が好き」というひねりのない歌を歌ったり、ミスチルの曲は実に沢山の方向に振れる。


でもだからと言ってそれは「1曲で2度と言わず何度も美味しい」というだけであって、決して「難解」なわけではない。

「困難そうに見えて容易い」のだから。




ミスチルをあまりよく知らない人が「最近のミスチルは難しい」とか「昔の方がストレートで良かった」と言うのを聞くたび、私なりに↑のような答えを用意する。


かくいう私は最近のミスチルの方が好き。

昔は一通りの解釈しか出来なかったりしたけど、最近のはもっと自分に重ねやすい。

「何もかもが全て僕を狂わせてゆく」と言われるより

「君なしじゃ不安定なんだよ」と言われた方が、きっと思い当たる記憶がある人が一気に増える気がする。勿論思い出した記憶は各人で違っても、そのシチュエーションは頭に浮かぶんだ。



大体3月で36にもなる桜井さんが、あのエロ声(笑)で「新曲作りました!聞いて下さい!」って言って「きーみーのーこーとーいがいはー なにもかーんがーえられないー♪」って歌いだしたら気持ち悪いでしょ(笑)

23歳で作った「君の事以外は何も考えられない」を、今敢えて歌うならまだしも、36歳の桜井さんが今これを作ったんなら嫌だ、もっと他に色々考えろよ、って(笑)。


リスナーが変わってゆくように、ミスチルもどんどんおっさんになってくんだ。

実生活であんな元気な36歳なんて見たことないけど。ランニングハイなんか出来ないけど。


だから今は「君の事となると途端にわからなくなる 恋するだけの阿呆になる」

と歌ってくれた方が心地よい。


「抱きしめたい」も同じ理由で、嫌いなわけじゃないけど、もうライブでは良くない?って思う。

今桜井さんが抱きしめるのは、23歳の頃の女じゃなくて、「この目に映る 全ての事」。

(「抱きしめたい」批判ではないので悪しからず。)



だからファンの中でも「難しい」とか言う人がいるのは、不思議だ。

おっさんになった(超失礼/笑)ミスチルに対し、やっぱりファンが若すぎるって事か?

「皆さんの解釈教えて下さい」とかいうのも、解釈なんてもんは自分一人の経験や価値観からはじき出されたもので、無理やり桜井さんに合わせる必要も無ければ、増して他の一般人に合わせる必要も無い。


「解釈」を人に教えるってことは、その人の考え方までともすればわかってしまう。

きっと失恋の歌の解釈とか聞くと、その人が過去にした悲惨な失恋話とか、手にとるようにわかるぞ!(笑)

よーし皆「Over」と「幸せのカテゴリー」の解釈書き込め!(笑)



一つにならなくていいよ

認め合えばそれでいいよ

それだけが僕らの前の暗闇を優しく散らして

光を降らして 与えてくれる