こんにちは。就活生です。

 

なぜその業界を選んだのか?という、就活中ではお馴染みのクエスチョンについて考えたいと思います。

 

 

私は今まで、いろいろなアルバイトをしてきて、いろいろな大人に出会い、いろいろなことを学びました。(割愛)

今思えば大学一年生くらいの私は、社会で働くお兄さんお姉さん、おじさんおばさんはみんな責任感があって、仕事に誇りを持っていて、思いやりのある「いい人」なんだと勝手に思っていました。

 

しかしバイトで何人もの上司・先輩と出会い荒波に揉まれたことで「それは間違いだ」、「幻想だ」と気付いた時、自分が社会に出て働くという未来に対して超絶望してしまったのです。

 

ニートになるという、世間では逃げだとされる選択肢を取る人は心が弱い人だなんて言われるのかもしれませんが、絶望から逃げる勇気もなく、ただの見栄のために就活をする私もまた心が弱いのです。

 

 

さて、人間にひとり1つ、『幸せメーター』なるものを持っているとします。

 

 

例えば・・・

●同じミスをしてしまい、2回目なのに「もう何回目!?何度言ったら分かるの?」と指摘された→-50

●前から歩いてきたジジイとぶつかりそうになって、舌打ちされた→-30

●バスで、後ろの席の人にスマホ画面が見えていると思うとパスワード入力ができず、降りるまでログインができない。→-5

といった感じでメーターが上下します。イメージつきますでしょうか。

 

 

日常にはマイナスばかりが散らばっていますが、人間である以上、常にプラスの状態にしておくことが健康的ですよね。とすると、一体どこでプラスを稼げるのでしょうか。

 

 

それは、「レジ」です。

 

 

「スマイルください」なんてのがありますが、レジの店員さんに笑顔で接客されると癒されますよね。プラスポイントになるわけです。

例えば・・・

 

・レジがいい人だった→+10

こんな感じに。

(逆に、深夜のコンビニにありがちな「あざしたー🖕」な接客をされると爆下がりします。)

 

 

笑顔で接客してもそっけなく済ませても、店員の給料は変わりません。そして客の方も、支払ったのは商品に対してのみの金額であって、スマイルは本当に0円です。ケーキを買うとかライブに行くとか、自分へのご褒美は基本自分でお金を払うというマイナスも発生しているためプラマイゼロ。でも、レジの笑顔は店員からのプレゼントなので、完全プラスです。

 

 

 

まとめると、人間の心の隙間を埋めているのは、有人レジであるということです。

 

 

 

働くことに対して絶望していた時、私は某飲食チェーン店のレジの方に救われ、このことに気付きました。飲食店バイトは王道であり、同時に一番「ナシ」なバイトだと思っていた私ですが、この出来事をきっかけに考えを改めました。

「人の役に立つ」という言葉の意味は、便利なサービス・便利な商品を開発するというような具体例のその前に、対価を求めない「プラス」を提供する気持ちを持って働くことだと思います。

 

「なぜその業界を選んだのか?」

という問いに対して考えるとき、一番大切なことはこの「接客の精神」です。接客業ではなかったとしても。