元SEALチーム隊員、ブランドン ウェッブ氏 ・・・・・ ケアされない民間軍事会社社員 | タクティカル コム

元SEALチーム隊員、ブランドン ウェッブ氏 ・・・・・ ケアされない民間軍事会社社員

元SEALチーム隊員のブランドン ウェッブ氏が、自信のブログの中で、CIAが契約した民間軍事会社に勤務する元SEALチーム隊員が、厚生面で不遇な立場にあることを語っておられます。

アメリカと日本は、医療保険、年金の制度が全く違うようです。
医療保険の違いは、結構知られていますが、、、それでも、日本で想像するのとは、あまりに違います。

ご参考までに、こんな記事も。。。。
【アメリカ】テロよりひどい! 知られざる最悪の医療制度の実態
http://matome.naver.jp/odai/2135110127483054201

盲腸手術に500万円とか、聞いた事はありますが、、、、
更に保険適用しても、自己負担100万円なんて話もありました。
いや、おっそろしい。。。。
昔、アメリカに長期で行くときは、虫歯を全部治療してから行ったものです。
怖いですもん。。。。請求書。。。。

さらに、話が民間軍事会社ともなれば、またいっそう厳しくなるのでしょう。
例えCIAが契約している、会社でも、そのスタッフへの医療保険、生命保険、年金などのケアが十分か、と言えば、そうではないようです。

一昔前では、民間軍事会社は、傭兵会社のようなイリーガルなイメージがあったようです。
しかし現在では、日本の警備会社と同じくらいの確固とした立場を築き上げてるようです。
が、、、その社員のケアまでは、まだまだ行き届かないのでしょう。

なにせ、アメリカは、その昔、、、、中央銀行が民間になってしまってからは、、、、
金持っている人優遇で、貧乏人は麦を食え、って言う社会になってしまったようで、、、、。
特に、レーガン大統領のころから顕著になっているそうです。

自分も、いろいろな友人、知人がおりますが、ホントに格差すごいですよ。

その点は、日本は、やっぱり凄いです。
いや、ホント、、、、アメリカの格差に比べれば、日本は極楽浄土です。
なにせ、外国人にまで生活保護払うくらいですからね、、、、ムカつくけど。。。。
民間軍事会社というのは、基本的に稼ぎはあっても、保証はない、と言う世界です。
しかし、規模が大きくなっていくと、さすがにそうも言ってられなくなるのかもしれません。

では、長いですが、元SEALチーム隊員のブランドン ウェッブ氏のレポートです。
自分の意訳ですので、読みにくいのはご容赦ください。。。。
ああ、もっと優れた英語能力がほしい。。。。

CIA/Navy SEALの契約者の治療を国務省は拒否。

  

2011年12月21日、CIAの民間軍事会社チーム(であり前Navy SEAL)の隊員であるMatthew Wojciechowskiは中東での任務中に深刻な胸の痛みを感じました。
彼のチームは任務を終え、その後地元の病院に彼を連れて行ったところ、胸やけがあると誤診されました。

彼のチームは、彼がCIAの常勤者でないということでこの決断をし、米国領事館で得られるアメリカの医療専門者を使う代わりに最終的には地元民に託しました。
Wojciechowskiが派遣の立場だった為、米国領事館は彼の支援を拒否したのでした。

Wojciechowskiによりますと、彼のCIAのチームリーダーは彼の病状に対して、領事館の医療スタッフに体力テストを要望する以外何も助けてくれなかったということです。
Wojciechowskiは階段の登り下りをするように求められ、彼の心拍数が取られ、任務を終える許可が出されました。

Matthewによりますと、持続的な痛みがまだあり、米国領事館内の米国の医療専門家は助けてくれないことに信じられない思いでいました。

激しい痛みが続いていたため、彼は次の任務より外されることを望み、治療を受ける為に直ぐに米国に戻りました。


アメリカ人の仲間を守るアメリカ人が治療を拒否されることは衝撃的かもしれませんが、これらは海外で契約をするアメリカの安全保障に関連する複雑さと本当のリスクなのです。
国務省の規定と乏しい統率力により、契約者は低水準の治療を受け、常勤者よりはるかに悪い運に苦しんでいます。

一週間後、Wojciechowski はついに米国に返され、心臓専門医に診察を受け、心膜炎と診断を受けた後、急きょ手術を受けました。

次に何が起こったかというのは、海外赴任している全ての警備の契約者の教訓になるべきです。

Wojciechowski は、心臓専門医は直ぐに自分を検査し、心膜炎の手術を受ける為に病院に急送されました。
心臓周辺の液体を1リットル半以上取り除き、私は胸腔チューブによる排液で1週間以上入院していました、と話しました。

1941年に制定された基地防衛法のもと、海外の契約者に生命保険と労災保険金を提供することが米国政府とその契約者には義務付けられています。
政府と会社は保険証券を選び、最低入札者に発注する慣習があります。
この件での米国政府と会社の奨励は、最低の補償範囲で出来るだけ少なく支払うことであり、これら証券でカバーされている人々やその家族を犠牲にして成り立つことが多いのです。

私の友人、Glen Doherty (CIAのGRSとして2012年にリビヤのベンガジで戦死)の家族は、2012年にCIAと国務省の外交官を守って亡くなった後の埋葬費用の補償をまだ受け取っていません。

基地防衛法の保険の大きな問題は、カバーされている人々が彼ら自身、保険証券に関して殆ど認知がないことです。
多くの場合、これら保険契約は、基地防衛法の補償範囲を必要とする政府契約を保持している政府又は会社を介して管理されているようです。

Matthew Wojciechowskiの状況では、彼は100%無資格で、Continental Insurance of Chicago(CNA)は保険がカバーする補償範囲のコピーを彼に渡すことを拒否しています。
Matthewによりますと、CNAが医療保障を拒否し続け、労働者の補償金の適用範囲の縮小を行っているのと同じ契約であるとのことです。

CNAからはコメントを得ることは出来ませんでしたが、メッセージのコピーを得ました。

ジョイスさん、

胸部の痛みが再度起こったため、先週土曜日に、ここデンバーの病院に再入院を余儀なくされました。
液体が再度胸部に戻ってきたため、デンバー大学病院に行くほかありませんでした。
入院し、昨日退院しました。
病院から電話がありCANの保険は受け付けられないと言われました。病院にはなんと言えば良いですか? 病院の連絡窓口の連絡先を得ているところです。
又、前回のメールで送りましたが、心臓専門医に診察してもらうことになっています。治療費を払ってもらうのに、どうすれば良いですか?

Matt

Wojciechowskiさん、

最近の入院をお知らせ頂きありがとうございます。
現時点では、あなたの状況が労災補償でカバーされるか決定しておりません。
先週、署名された医療承認申請書を受け取ったばかりですが、カルテは要望しました。
カルテを精査するまで、今後診療に関して指示を出すことができません。

カルテを精査しましたらお知らせします。

Joyce Williams
CNA

基地防衛法(DBA)の説明

基地防衛法、P.L.77-208は1941年に制定され、港湾労働者災害補償法のもと、海外諸国より米国により手に入れられた、又は、米本土の外に位置されていた米国の軍事基地で働く人々に労働者災害補償が拡大されました。

DBAは民間の契約者が国防省、米国国際開発庁、又は国務省の様々な部門で任務を行う最中に怪我、殺害、誘拐された場合に手当を支給するものです。

政府文書によると、DBA「プログラムは他州の管轄外、又は、連邦政府職員の補償システム外の労働者用に労災補償保護を提供する為に作られました。

情報源-Wikipedia

SOFREPは現在は退職した前特殊部隊退役軍人で、CIA GRS契約者からCIAになった人と話をしたところ、彼はMatthew Wojciechowskiについてこう語りました:

「どのようにして処理したかについて思うことは、私は全く驚いていません。
GRS AOの全ての契約者は一般的に扱い、何かバカなことをしたことでトラブルになった人へのカウンセリングや叱責に加え、戦術品(仕事をするために必要なギア)と医療に関して言えば青いバッジを付けている人/スタッフよりはるかに低いレベルです」

「全段階で、Mattがどのように扱われたかは全く馬鹿げたことです。
税金で支払われている公立病院は患者を拒否することは出来ません。
海外の全てのものは納税者に支払われていることは確かなのですから、違いはないはずです。
現実は、生死にかかわることだったので彼を診察すべきで、必要であれば、他の病院の様に請求書を彼に送ればよいのです。
Mattに対処したスタッフ達は手順に従わず、彼らを守るためにそこにいた一人の男性を低級市民のように扱いました。

私がイラクで実射訓練を行っていた際、臼歯の詰め物が吹き出、神経が露出し、極度の痛みがあったことを覚えています。
青いバッジをしている人が歯科医のいる国務省の建物に連れて行ってくれました。
その歯科医に話をしましたが、私が契約者でCIAのスタッフではないことを意味する黄色いバッジをつけていたことで、診察は拒否されました。

泣いていて、口の中で神経が露出していて深刻な問題になりうることなど関係ありませんでした。
そこで働いていた女性の一人をおだてて、Dermabondの小瓶数個を上手く手に入れました。
その時点で壊れた詰め物を取り、元の位置に戻したのですが、仲間の前で失神しそうでした。小さな外科創傷をカバーできるプラスチック処方であるDermabondを取り、(二週間後に)家に戻り、歯医者に行けるようになるまで、歯の上に塗りました。

又、大きな現場用の (例えば、任務エリアに精通しているオペレーター)人員がいなかったため、早く帰ることもできませんでした。

現実は、もし私が何年も一緒に働いてきた多くの契約者たちが経験したことのいずれかが職員に起こり、我々のように扱われたとしたら、彼らには内政問題の担当者や組織内に弁護士がおり、集団訴訟がいくつも起こるでしょう。」-前CIA GRSスタッフ

まとめ

米国政府と米国政府と契約を結んでいる会社は、契約者が海外で労働している間に重度な障害を持ったり殺害される場合は彼らが確実にカバーされるようにする必要があります。
競争入札は許容できる慣習ですが、保険の補償範囲は明確、簡潔で、契約者とその家族に伝えるべきです。

警備を行う契約者は責任を持って保険のコピーを政府又は会社から受け取れるよう依頼する必要があります。
将来の記録用にコピーを整理し、保険専門家と弁護士に精査してもらってください。

適切に補償されるか、これらに経験のある弁護士は契約を精査し、補償範囲に欠落があれば、それを埋める為に自身でカバーすることも考慮できるよう、連絡が来るでしょう。
それを怠ると、最悪の事態や悲しみの原因になったり、後始末をする家族が残されてしまうことになるでしょう。

国務省に関しては、暫定職務のアメリカ人への処遇のルールを再考した方が良いかもしれません。Wojciechowskiや他の人たちへの治療の拒否は良い行為ではありません。
ベンガジ攻撃の際に行ったように、次に国務省が援助の要請をしても、応じる人はあまりいないかもしれません。

  

以上転載でした。

こちら、亡くなられた多くのSEALチーム隊員追悼の映像です。
若干閲覧注意の部分があります。

  

これは、日本の反日サヨクが言う、戦争反対、とか、指導者が責任をとれ、というような話ではありません。
少なくとも、組織ないぶの信頼関係を揺るがすような話ではないのです。
指揮する側は、少なくとも責任ある決断をしてほしい、と言いうことです。

さらに、日本も、現場の方々が戦って亡くなられたり、負傷されたりした時のケアの準備も怠らないようにしていただきたいものです。
自衛隊の後援会レベルではなく、もっと積極的にケアをしてもらえるような正式な支援協会を設立してほしいところであります。
これから、起こりうる超現実を受け止めて、ケアをする、というのは、まだまだ準備不足でしょうから。。。。。