特殊部隊の訓練展示、情報公開!! | タクティカル コム

特殊部隊の訓練展示、情報公開!!

アメリカの保守系新聞で、SEAL、デルタに関する記事が出たそうです。
この新聞自体、色々あるので、どの新聞とは書きませんが、、、、(ーー;)

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かいつまんで言うと、、、、、
SEALチームはビンラディン作戦でも活躍が取り上げられ、「Act of Valor」で映画化され、国民に対して上手くPRしている。
これに対してデルタの情報は殆ど公表されない。デルタは任務に忠実で情報を秘匿している。
いやいや、SEALチームも、決して意識的に公表しようとしているわけではない、、、云々。。。

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どちらが、どうのというのは明確には判りません。

ただ、記事で取り上げられてるSEALチームと、デルタというのは、軍における位置的には同じではありません。
デルタと並べるのであればデブグル(DEVGRU)になると思います。
共通しているのは、どちらのチームも、アメリカ政府が公式に存在を認めていないこと。
PRをしているのはSEALチームであって、デブグルについてではありません。
デルタも、デブグルもPRしない、と言う点では、存在も後任されていないのですから、同じです。

SEALチームということであれば、第75レンジャー連隊やグリーンベレーのPRは、と言う事になると思います。
それぞれ、そこそこPR活動をしてはいます。
まあ、今の、SEALチームのPRは、今年の大統領選挙とも関係があるようです。

さて、、、

特殊部隊の情報を公開するというのは、賛否両論があります。

公開を主張する人は「公開することによって敵に対する威圧になり、部内の刺激になる」といい、秘匿を主張する人は「我の戦術を少しでも見せれば実戦で不利になる」と言います。

アメリカは、そういう点が上手いかもしれません。
つまり、、、、
見せていいものと、見せていけないものを明確に線引きする。
見せて良いものについては徹底的に見せてPRに利用し、見せてはいけないものは存在すら否定する、ということです。

どこで線引きするのが良いのか、と言うのが一番難しい判断なのでしょう。
最新の戦術、武器、装備が公開されるというのはありえないと思います。
武器とか装備を公開しないのは、簡単です。
公開する映像撮影に持って行かなければ良いのですから。。。。

問題は、戦術です。
テクニックですから、見せないようにしようと思っても、ちらっとやってしまうと、判る人にはわかってしまいます。

たまにアップする中国軍の訓練映像は、アメリカの先生が必ずコメントを付けてくれます。
構え、銃口の位置、装備の位置などから、どこまで訓練されていて、どんな戦技を使おうとしているか、を教えてくれます。
聞けば、なるほど!!と思いますが、言われなければ判りません。

つまり、判る人にはわかるということです。

そこを気をつけるには、結局、展示する内容を何度もリハーサルして、チェックして公開しなくてはならなくなります。

そんな手間を第1線部隊にやらせられるか!!??と言う事になってしまいます。

アメリカの場合、面白い話があります。
それは、第1戦を引退して、最先端の戦技訓練をしなくなった部隊OBで、展示専門のチームを編成するというものです。
全ての技術を知り尽くした人たちですから、技術の見せてよいところ、悪いところも判っていると言うわけです。
その上、優秀な人材を転勤で原隊復帰等させることなく教育・広報などの支援で活躍してもらう、と言う利点もあるそうで。。。

なるほど。。。。

情報公開という部分で言えば、メディア関係者とお役所関係者(業者含む)は、相反する位置にいます。

メディア関係者は、情報を得てそれをネタにして本や雑誌を売るのが仕事ですから、珍しいモノ、秘密のモノを公開したほうが売れ行きが上がるでしょう。

対するお役所は、何時の時代でも本音の部分や重要な所を理解してもらえずに、面白おかしく書かれるかも、、、、という恐怖があるので、なるべくメディアには語りたくないと言うのが本音です。

何せ、一旦違ったこと書かれたり、公表されたら、もう、イメージが決まってしまいますので、終わりですものね。

そういう意味で、防衛省などに信頼されるメディアの人というのは、中々少ないみたいです。
信頼できる人がいれば、色々な意味でPRをお手伝いしてもらえそうなものですが、、、
なかなか、難しいようです。

今のところ、公開するよりは秘匿の方が遥かに利点が多いということなのでしょう。