特殊作戦に必要な歩兵部隊他の支援 | タクティカル コム

特殊作戦に必要な歩兵部隊他の支援

特殊作戦というと、選ばれた特殊部隊だけが独立して実行する、、、言い方が悪いですが特殊部隊が勝手にやっている作戦と思われがちです。
実際はそうではないのです。。。。

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特殊作戦における中核は勿論、特殊部隊です。
しかし、特殊部隊だけで作戦の実行は不可能なことの方が多いのです。

特殊作戦は、人質救出、要人奪取、サーチ&デストロイ(索敵&撃破)などの目立つ部分だけが注目されますが、実はそれを事項するには、その作戦区域の周辺を確保し、敵の戦力を寄せ付けないように警備する支援部隊が必要です。
例えば、映画ブラックホークダウンのソマリアでデルタチームとレンジャーが実施した作戦でも、突入するのはデルタチームでしたが、その周囲を確保して支援したのはレンジャーでした。

こうした周囲の支援に限らず様々な特殊作戦には、歩兵部隊などの大規模に兵力を展開できる部隊の支援が欠かせません。

重要な事は、支援部隊が特殊作戦をある程度理解していることです。
つまり、特殊部隊と歩兵部隊のクロストレーニングというのが重要になってきます。
少なくとも、周囲を確保している要員が、特殊作戦の概要を知っていないと、ただ漫然と警備していてもスキだらけになってしまうのです。

アメリカ軍は、現在、特殊部隊の戦術が歩兵部隊にも浸透しつつあります。
歩兵部隊でも、特殊部隊ほどではないにしても基本的な近接射撃や、市街戦戦闘訓練を実施しています。
一昔前であれば、一部の部隊でしか行われなかったことが、今や全歩兵部隊で実施されているのです。
無論、アメリカ軍と言っても最初からこうした体制だったわけでは有りません。
特殊部隊が設立されたばかりの頃は、他の部隊から、
「なんであいつらだけ予算が付くんだ」
「どうして優先して訓練場がかくほできるんだ」
というような、悪いことしか言われてなかったそうです。

それを、様々な作戦は勿論のこと、関係者1人1人に特殊作戦を説明し理解してもらう事で多くの支持者を構築してきたのだそうです。
そうした理解者を増やしてスムーズに作戦が実施できるようになるためにかかった時間は、10年どころか20年はかかったとのこと。


現代の戦争の多くは、低列度紛争です。
国と国との大規模戦争(高列度紛争)の可能性は低くなり、内線、ゲリラ戦、テロ活動の小規模戦争(低列度紛争)が継続的に続いている状況です。

以前の関連記事です。
http://ameblo.jp/wintac/entry-10823396005.html

日本における戦闘も、敵の諸島上陸や、陽動等を目的とした敵少数部隊の本土上陸などになる可能性は極めて高くなっています。
そんな状況では、特殊部隊と支援部隊を上手く融合させて作戦を実施することも必要になってくるのではないでしょうか?
アメリカ軍でさえ20年もかかったことですから、日本ではまだまだこれからだと思います。
上手いクロストレーニングができれば、より高い戦力となるのでは!!

まあ、、、、そうは言っても、今すぐとはいかんでしょうけど。
歩兵部隊でも理解してくれる上役と、まったく理解してくれない上役がおりますでしょうから、、、、はい。(ーー;)
こればっかりは、何ともしがたいですよね。。。。。