自衛隊のコスト | タクティカル コム

自衛隊のコスト

東洋経済誌に“自衛隊のコスト”という記事が掲載されました。
インターネットでも概要を読むことができます。

  http://www.toyokeizai.net/business/industrial/detail/AC/e8a96de6696b85403e6d53ff08d8153f/page/1/

この記事、嫁の友人である元大手商社で金融を担当していた奥様が読んでいたのを、嫁がタイトルだけ気が付いて教えてくれたものです。
ちなみに、ここの旦那は、バリバリの外資証券会社で働くスーパーサラリーマン。
なにせ、スパーカー(古っ)に乗って億ションから、通勤しておりますからな。。。。(*^。^*)

しかし、奥様いわく「外資はねえ、朝会社出たらいきなり、クビッ!!ってあるからね~」と、しょっちゅう仰られており、稼ぐ裏も教えてくれるありがたいお友達です。

さて、この自衛隊のコストというインターネットの記事ですが、簡単に言うなら、「防衛予算が削られる中、防衛産業も苦しい状況であり、これでいいのか?」ということのようです。

いや、それが本当ならありがたい、です。

山田洋行の事件で商社が「不当に利益を得ていた!」「水増しだ!」と言われて叩かれてきました。

しかし、考えてみていただきたいのですが、商社の利益と言っても、どれくらいだか世の中の人はご存知なのでしょうか??
一桁の前半も前半です。。。。(ーー;)

ちなみに通常の小売販売業の利益は少なくとも30%。卸売業で20%は確保しないと商売が成り立たないとか。。。。

だって、例えばGパン。幾らが製造原価かご存知でしょうか??
季節だと定価販売されるGパンが、季節を過ぎると50%オフ、60%オフで販売されています。
ということは、たぶん定価の10%、20%が仕入れ値なわけです。
その原価といったら。。。。

だれも、これを「不当に利益を得ていた」とは言わんですわな。。。

加えて、、、、
東京電力や、東京ガスといった公共事業の利益。どれだけボッタくられてるか!!
何せ、入社して10年たったら社員の多くが一軒屋購入するそうで。。。。
社員にそれだけ還元できるという利益はどれだけよ!!
そうした実態は、み~んな口を硬くしてだまっているそうな。。。
そりゃそうですわな。。。。
この話しは、元彼女が東京ガスの社員だった方からのお話しです。

さらに言うなら、、、、
防衛商社をたたきまくった、公共の立場を自負する“テレビ屋さん”。
おいおい、今まで一体幾らくらいでコマーシャル枠売ってたんですか!!??
なあんで、若いプロデューサーが、世田谷に一軒家建てて、メルセに乗ってんだ??
み~んな、ぼったくった広告費じゃないんですかねえ。。。
さすがに最近は、広告費が激減したもので、そんな夢も見られんようですが。。。。

民間企業が利益を上げられなければ食っていけません。
儲からなければ、良い仕事をしようとは思わんわけです。

さりとて防衛費は皆から集めた税金を使うのですから、確かに厳しい査定があってしかるべきです。

しかし、あまりに行き過ぎると、問題が起きます。
建築でも問題になっているように、コスト軽減が“手抜き工事”に繋がっていくのです。
防衛産業であれば、“要求性能に達しない兵器”が出来上がってくる可能性もあります。

実際に防衛産業の多くは、利益追求ではできない状況に有るのではないでしょうか?
儲けようと思っても、製造するのであればネジ1本のコストまで査定され、作業1つ1つまでチェックが入ります。
輸入物は、基本的に外国企業の言い値ですし、商社の手数料は前出のとおり。。。(T_T)
結局、どこかで国のために!!という意識で頑張ってるわけです。

東洋経済の記事にも、行き過ぎたコストカットへの懸念が書かれてました。

軍、兵器産業は、職人の集団です。元請の〇〇重工、△△製鋼所、××電気の下には多い場合は数千の下請け企業があります。
その殆どが中小企業ですが、そこでしかできない技能を有した企業も数多くあります。
こうした兵器産業を維持するのは、やっぱり必要だと思います。
技術は一旦消えてしまったら復活させるのは本当に大変ですから。。。。

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  量産型が公開された国産最新鋭の10式戦車。
  これ作るのも相当な数の下請けがいるわけです、、、な。


コストを下げるのは、多く作って売ればいいんですよね、、、、ホントは。

アメリカの先生に言わせれば、「89式小銃の製作技術は世界でも最高水準!!」なのだそうです。
あくまで製作技術ですが、、、、。
加えて、「これに、実戦からのフィードバックが加われば、世界でも売れる小銃になるのはまちがいない」と、言っておられました。

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  実戦からのフィードバック、、、バトルプルーフされて改良されたら、
  たぶん売れると思われる89式小銃!!
  メーカーさん、頑張れ~!!

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  国産最新鋭潜水艦!!進水する“うんりゅう”。
  これも海外に売れる商品として作れば、売れるのでは??
  船、詳しくないのでわかりませんが。。。。



まあ、実際には難しいでしょうが。。。


さて、こうした国内企業育成というと、直ぐに「輸入した方が安価だ!!」という方がおります。
今の、軍事素人民主党もそのようですが、、、、、(ーー;)

商社の先輩に聞いたところ、、、、
「そうでも、ないよな~」ということでした。

いわく、、、
結局数量なのだそうです。輸入も大量に購入しないと安くはならず、毎年少しずつ購入するのであれば、結果として国産よりも高くなることも多いそうです。
しかも、修理についても、本格的な修理体制を日本のメーカーにとってもらわないと、いちいち輸出して再輸入しないといけないそうで、その期間たるや6ヶ月から1年かかるそうな!!

単純に、輸入が易いなんていっているのは、実際に武器を購入したことがない素人が言う事なのだそうで。。。。(ーー;)
まあ、こうした事をいう政治家や評論家が、実務を知ってるはずもなし、、、というところでしょうか。。。


例えば、新しい装備を購入するというのであれば、ためしに複数種類購入して、実際に隊員に使わせて運用試験するのが一番良いのです。
しかし、予算がない!!ために、こうした複数購入での試験は、まれにしかできないのが実情。。。。

結局、勝つための軍をそろえようと思ったら金がかかるんですわな。。。。

国を守るために努力しているお役所の方々と、国のために努力している企業を、頭ごなしに叩くのはいかがなものかと、、、思ったりします。

結局、国も、業者も向いている方は同じですから、なかなか生の現実情報は出てこないですよね。
自分だって仕事のことは、このブログでアップするわけにはいきませんもんね。。。。(ーー;)

だから、叩かれる時は、一方的に叩かれっぱなしです。

国も、業者も、反論しませんもん。
だってマスコミに反論しても、自分達の書きたいように書かれて、正確に情報は伝わらないですからね。
メディアの関係者は、広告料、原稿料などで利益を上げてるわけです。
ですから、売れる記事を書く事が使命であって、国防が使命じゃ有りません。
つまり、国や業者と向いている方向が違うわけです。
メディアに反論しても“ネタ”にされるだけで、何の得もないわけですから、メディア嫌いになる関係者が多いわけです。

たまに、こうした東洋経済さんのような記事を読むと、そういう理解をしてくれるメディアもあるのか、と思います。

さて、、、、

そうは言っても、国内企業にも、あぐらをかいて既得権にすがってる企業も多いのも事実!!
あぐらかいてる既得権にすがってる会社は、批判されて欲しいものです!!

なんもしないで、、、、!!??だんだん話が危なくなってきたので、このへんで。。。。

仕事、がんばろ~っと!!



  メーカーさん、頑張れ~!!