台湾・・・・・次世代小銃XT100 | タクティカル コム

台湾・・・・・次世代小銃XT100

台北航空防衛技術展示会(Taipei Aerospace&Defense Technology Exhibition)で、発表された、台湾の試作次世代小銃が、XT100です。

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M16/M4と外形デザインを同じようにしていますが、ガスピストンで作動します。

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最大の特徴は、6.8mmSPC(Special Purpose Cartridge)を採用している事。
6.8mmSPCは、アメリカのSOCOMが次世代弾薬として開発しながらも採用されなかった弾薬です。

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現用の5.56mm弾は、どんなに頑張っても非常に軽量なため、遠距離射撃には向きません。
弾頭重量が軽いと風の影響を受けやすく、距離が伸びれば伸びるほど着弾がずれてくるからです。

じゃあ、7.62mmは??と言う意見もあったのですが、なにせ弾が大きければ反動も大きく、室内での至近距離射撃には、まったく不向きです。

SOCOMは、5.56mm弾の弾頭重量を重くしたり、AP(徹甲弾)にしてみたりして、解決策を探っていたのですが、結論は出ず、新型弾を開発しました。

それが、7.62mmと5.56mmの中間にあたる6.8mmSPCでした。
6.8mmという口径、、、、最も近いのが、帝国陸軍が採用した38式歩兵銃の6.5mm弾。。。
実は、6.5mmと言う口径は、非常に優れていたのでは!!??と話題になりました。

話はずれますが、、、、帝国陸軍の火器というと、評論家さんやマニアさんの評判が良いとは言えないようですが、アメリカでの評価はまったく違います。
実際に先輩が話を聞いてきたのですが、、、、多くの銃製造会社のガンスミスや、銃を専門とした老練な元特殊部隊員らからは、非常に高い評価を得ているようです。

現在でも帝国陸軍の火器は人気が有り、弾もフィンランドのノルマ(Norma)で製造しています!
大先輩も頑張ってこられたってことですよね~。

さて、話は戻って6.8mmSPC。
どうなったかといいますと、結局、弾を変えるというのは、非常に手間と金がかかるということで、アメリカ軍には採用されませんでした。

弾の口径を変えるというのは、これからも出てくると思います。アメリカ大統領選挙で、共和党が勝てば、また復活するかもしれません。

台湾は、最先端を行こうとしていますが、スムーズに採用となるかは、、、????です。