高校や大学の部活では、卒業していく先輩が道具を置いていくことがあります。
それをポンドアップ用に使うケースがあり、このとき使う前にちょっと確認した方がいいことがある。
１、リムのポンドが出ているか
２、リムがねじれていないか
３、ハンドルにリムをはめ込むＵ字部分の広さ
１、リムのポンドが出ているかの確認
リムは長年使い続けていると、ポンドが落ちてくることがある。ポンドアップのためにリムを使っているつもりがポンドが出ていないとなると本来の目的を達成できないことになります。使い始める前にポンドのチェックを行ってつかいはじめるようにする。
２、リムがねじれていないか
リムにねじれがあるとまっすぐ矢を発射てないばかりか、衝撃や振動が大きくなり、弓にも悪影響が出ます。リムのねじれがないかしっかりチェックする。
３、ハンドルにリムをはめ込むＵ字部分の広さ
ハンドルにリムを差し込むとき、リムのＵ字部分をハンドルのウエイトティラーアジャストメントボルトに装着します。リムをウエイトティラーアジャストメントボルトにリムをはめ込むときは抵抗を感じるぐらいの状態が望ましい状態です。
部活にあるリムは長年さまざまなハンドルに装着されている可能性がある。特に他メーカーのハンドルにＷＩＮ＆ＷＩＮリムを装着した場合、ウエイトティラーアジャストメントボルトの直径がＷＩＮ＆ＷＩＮハンドルのものと異なるので、リムのＵ字部分が広がってしまうことがある。
そのハンドルに装着されている場合は使い続けても問題ないが、Ｕ字部分が広がったリムをWIN&WINハンドルに装着さいた際に問題が起こることがある。
ウエイトティラーアジャストメントボルトの直径より、リムのU字部分の広さが広いため、隙間ができる。その結果、チューニングを行ったとしても衝撃や振動によって、弓のセンターがずれることがある。せっかく調整した弓のセンターの位置が変わってしまうのだ。
弓のセンターがずれるとシューティング時の衝撃や振動が大きくなり弓に負担が掛り、正確に射てなくなってしまう。リムのU字部分をハンドルのウエイトティラーアジャストメントボルトに取り付け、抵抗を感じるような状態かどうかをチェックする必要があります。
部活でしっかり管理されているリムを使うならそこまで神経質にならなくてもいいかもしれませんが、部室に置いてあるロッカーの中、ケースに入っていたというリムはどのような使い方をされていたのか、何年使われているのかわかりません。
競技用として使うことをおすすめしませんが、いかしかたないこともあるかと思います。ポンドアップで使う時も同じですがしっかりチェックしてから使うことをおすすめします。
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