「ガキの頃からギャングになりたかった」
というモノローグで始まる『グッドフェローズ』という映画があります。
公開中のマーティン・スコセッシ『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の裏世界版です。
デ・ニーロとジョー・ペシの「何をやるかわからない怖さ」が好きです。
主人公のヘンリーは大統領よりもギャングに憧れた男で、ラストはドラッグで破滅。
仲間を裏切って司法取引し、自由の身を手に入れながら、「俺には退屈な生活だ」と呟く、自分勝手な男です。
しかし、善悪はともかく、彼は子供の頃から「ギャング」という目標を持った人で、それを実現してしまいました。そういう具体的な目的意識がある人は、結構少ない気がします。
ACミランの本田圭介も小学校の卒業文集に寄せた作文の中で、「セリエAでプレイする選手になる」と書き記し、それを実現したそうです。
そういう人たちの逸話に触れると、自分がいかに小さくまとまった人生を歩んでいるかを思い知らされ、死にたいような気持ちになります。しかし、「退屈な生活」が自分にとっての現実なので、それが傍から見てバカバカしいものであれ、切実に向かい合っていくしかありません。
ちゃんと書かなくちゃなあ、と思いながらの更新でした。