2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコの
世界遺産(文化遺産における「遺跡および文化的景観」)として登録されたが、
登録当初は、「熊野古道に行きたい」とか、「熊野古道が見たい」など・・・
簡単に見学できる、京都の金閣寺見学的な要望をされるお客様が多かった。
我々、旅行会社もこの熊野古道についてはかなりの勉強をしなければセールス
出来なかったりして、難しい世界遺産の1つだった。
さて・・・
熊野古道とは、主に以下の5つの道を指す。
紀伊路(渡辺津-田辺)
小辺路(高野山-熊野三山、約70km)
中辺路(田辺-熊野三山)
大辺路(田辺-串本-熊野三山、約120km)
伊勢路(伊勢神宮-熊野三山、約160km)
熊野周辺は、日本書紀にも登場する自然崇拝の地だった。
907年の宇多法皇の熊野行幸が最初と言われる。
これだけで、どこを観光すればよいのか解らない・・・
要するに、1泊2日や2泊3日だけでは決して全てを観光する事は出来ないという事。
今回は、伊勢神宮を参拝し、中辺路(田辺-熊野三山)の1部を歩き、
熊野を代表する、速玉大社、熊野那智大社を参拝した。
この日は大門坂。
ここから、那智の滝を目指し、ひたすら石畳を歩く。
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![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141211/10/winningtravel/8d/7d/j/o0640048013155525362.jpg?caw=800)
一歩、踏み入れると何とも言えない神秘に満ちた空間になる・・・
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141211/10/winningtravel/1e/61/j/o0480064013155525363.jpg?caw=800)
この石畳の道・・・
これが思った以上にキツイ・・・
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141211/10/winningtravel/21/4d/j/o0640048013155525364.jpg?caw=800)
歩く先々にこの様な、樹齢1000年を超える大木が私たちを出迎える。
流石、神の宿る地。
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30分程、フ~フ~言って歩くと・・・
熊野那智大社の鳥居が・・・ 疲れた~
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141211/10/winningtravel/a5/21/j/o0640048013155541483.jpg?caw=800)
そして、那智大社の御本殿。
熊野那智大社は熊野三山の一つで、和歌山を代表する大社。
勿論、その歴史は古く、詳細も解っていない事が多い。
かつては那智神社、熊野夫須美神社、熊野那智神社などと名乗っていた。
また、熊野十二所権現や十三所権現、那智山権現ともいう。
京都の神社とはまた違った意味で重厚感がある建築物だ。
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その隣には、西国1番札所で有名な青岸渡寺が、参拝客を出迎える。
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![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141211/10/winningtravel/90/e6/j/o0640048013155525706.jpg?caw=800)
熊野三山の信仰が都の皇族・貴族に広まったのは平安時代中期以降。
やはり、熊野那智大社同様、この青岸渡寺についても創建の時期等について
詳しい事は解っていない・・・
境内には三重の塔がそびえ、その向こうには那智の大滝が見える。
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この景色はよくカレンダーや、ポスターで見られる景色。
三重の塔の朱色と森の緑が青空に映えて美しい。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141211/10/winningtravel/1f/ba/j/o0640048013155525709.jpg?caw=800)
この三重の塔は展望台になっており、300円を払うと上に上がる事が可能だ。
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この日は10名のお客様が上へ。
せっかくなので、奥にある那智の大滝を見に行こう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141211/10/winningtravel/20/40/j/o0480064013155526511.jpg?caw=800)
那智滝は、落ち口の幅13メートル、滝壺までの落差は133メートルの大滝。
その姿は熊野灘からも望見することができるらしい。
総合落差では日本12位だが、一段の滝としては落差日本1位だ。
華厳滝、袋田の滝と共に日本三名瀑に数えられている。
この団体様・・・ 去年は華厳滝を見ていただきましたが・・・
勿論!ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』(2004年〈平成16年〉7月登録)
の一部で、熊野古道を語るには無くてはならない自然美の1つだ。
今回はほんのさわりだけを見学。
次回はもう少し、奥に入った見学をしたいものだ・・・・ 奥が深すぎる・・・