ドル円日足では現在エリオット波動理論で言うところの5波形成中と考えられる。
理由としては以下の通り。
①トライアングルは通常4波で現れる。
②オータネーションの法則により、2波と4波の形状は異なる。
他にもあります。
以下の画像は日足にチャネルラインを引いたもの。
下の黒丸2点と上の黒丸1点を結んだチャネルラインです。
青っぽい色の丸に注目。
現在はこのチャネル上限がサポートとなり、揉み合っています。
経験的に、ボラが大きくなったチャネル上限を上抜いて推移している場合、そこを頂点にチャネルの中へ戻り調整入りすることが多いです。
そして、現在のレンジを4時間足で見てみましょう。
現在比較的緩やかな上昇チャネルを形成しています。
この上昇チャネルを5波終焉のサインとされるエンディングダイアナゴルトライアングルと見ることはできませんでしょうか?
トライアングルではありませんが、5波終了ではエンディングダイアナゴルトライアングルの代わりにこのような緩やかな上昇チャネルが見られることが多々あります。
そして、調整入りした相場がどこを目指すのか。
エリオット波動理論では、上昇トレンドが継続する場合、4波の底がサポートになることが多いとされます。
上の図は4時間足ですので少々見辛いかと思いますが青いラインが引いてあるポイントです。
4波の底は黒く丸で囲ってあります。
そして、そもそもこの4波の底は何を意識して反発したのか。
以下の図をご覧ください。
そのまま左にスクロールした4時間足です。
黒く丸で囲ったレンジ帯を意識して反発したことが分かります。
ですので、そのレンジ帯の高値にもラインを引いてみます。
このライン間のゾーンをSRゾーンとし、とりあえずこの程度までの下落が見込まれることになるかと思います。
その前にもう一つ重要な抵抗があります。
心理的節目である100.00円のポイントです。
前回高値から昨日高値と下の黒丸を結んだチャネルラインを引いてあります。
うまく下落していった場合ちょうど100.00円と下値抵抗が重なります。
ここをさらに下抜けた場合には前述したSRゾーンが意識されるかと思います。
現状としてはまだ流れは上のようですのでこの通りにうまくはいかないかもしれませんが、下落時のシナリオの一つとして考えてみる価値はありそうです。