値上げラッシュだ。
スーパーは毎日のように行っていたが、週に2回で済むようにした。
回数を減らす事によって、無駄遣いを防ぎ、高騰しているガソリン代も節約だ。
とはいえ、頭の中で「節約が~、」「値上げで~、」という言葉がグルグルと渦巻くのは、精神衛生上良くない。
本来不必要ではあるが、やっぱりおいしそうなお菓子や、生活を彩るかわいい小物だって買いたい![]()
娘にもお菓子は安売りになっている物や、アイスは箱入りの本数が多い物を買うなど、なるべく節約を強いてきた。
日曜日、苦肉の策で、娘を連れて百均へ行った。
今の時代は素晴らしい。
昔は百円なんかで買えなかった物が、種類も豊富でたくさん揃っているのだから。
千円以内で、あーだ、こーだ、言いながら楽しく買い物できればいいなと思っていた。
しかし娘は、次から次に、「ねぇ、ママこれもいい?」などとカゴへ入れていく。
楽しみながらというつもりだったのに、あっという間に10個以上カゴへ入った。
少し減らさなければと思い、おもちゃのような物を取り出し、「これは、必要ないでしょ」とつい言ってしまった。
娘はしょぼくれて、元あった場所へ返しに行く。
(朝のラッシュ時に、朝食、お弁当、と一気に時短と節約を兼ね備えた強者です。)
レジへ行こうとすると、「ねぇ、一つだけ私のお小遣いで買っていい?」と娘は言った。
「いいよ」と私は答え、娘の財布を私のバックから取り出し渡した。
たぶんさっきカゴから強制排除されたおもちゃを買うのだろうと思った。
お金の計算をしながら自分で会計するのも、また経験だ。
誰も並んでいない、優しそうな女性の店員さんのレジだったのでちょうどよいと思い、ずっとその光景を見ていた。
私から隠れるように大事そうに何かを持って自分で並び、財布から小銭を取り出しスムーズに買い物する事が出来た。
娘は自分で会計できた事が嬉しかったようで、誇らしげにはにかんでいた。
月曜日、朝自分の机につくと、パソコンの横に飾られてある物と、その横にあるメモに気付いた。
少しのお年玉を、小さいな財布にしのばせ、小さな手でお金を出して会計している娘を思い出して、なんだか胸が痛んだ。
「お金に余裕がないと、気持ちまで余裕がなくなる」
これは、まさしく私の事です神様...![]()
娘よ、心まで節約し、お金に占領され気持ちまで貧しくなっている母を許しておくれ![]()

