息子の結婚式のために沖縄を訪れた我が家。

結婚式を無事済ませた翌日、レンタカーを借りて沖縄観光にでかけました。


11月初めだというのに、この日も気温30℃🥵





世界遺産 国頭郡の今帰仁(なきじん)城跡です。







ボランティアガイドさんに案内していただくことにしました。




ガイドさんのお話し


「古くから琉球国ではノロさんという女性たちが宗教的なことを担って、政治を男性が担いました。宗教と言っても国の方針を決めるなど重要な役割なので、実質ノロさんがいちばん偉かったと言ってもいいでしょう。そのお陰で国が安定して明治まで続きました。


ノロさんは今で言えば国家公務員で、国からお給料を貰っていました。しかし、明治になって沖縄県になるとノロさんは廃止されてしまいました」




「それでも今でも神ごとは残っていて、これがノロさんです☝️これはウーニと言って海の神様に航海の安全を祈願しているところです」



へえー、しょっぱなからノロさんのお話なんて、なんともスピリチュアルじゃないですか❗️

沖縄ではそれが普通なのかな❓






「明治以降は大きな墓(亀甲墓)や赤い屋根の使用が一般にも許されるようになりました。それまでは王族や貴族にしか許されていなかったんですよ」


大きな墓。ああ、あれ亀甲墓って言うんですね。


沖縄らしい赤い屋根。



「沖縄の歴史書は1650年からのものしかありません。それ以前については中国の歴史書に沖縄に3人の王様がいたとあるそうです。中国との交流があったんですね」





「こちらでは1月に桜が咲きます。ここの桜はとても綺麗ですよ〜」


真冬の1月に桜って‥おそるべし沖縄😨





初めて聴く沖縄のセミの声です。何とも神秘的な音です。私には宇宙船の音みたいにも聞こえます(⁉️)



何と美しい景色✨

一番高いところに来ました。城の本丸らしいところからの眺めです。




城壁の上は本来は歩けるようになってるみたい。万里の長城みたいにも見えます。この辺りで豊富な石を割って積み上げたそうです。

城壁の中には芯材など無く、同じ素材をとにかく積んであるだけ、とのこと。それでよく崩れませんね😳こちらではほとんど地震はないそうです。

自然の地形を生かしてあるのでしょうね。本当にアール(曲線)が綺麗です✨




あと、初めて御嶽(ウタキ)なるものを見学させて頂きました。御嶽とはノロさんがご祈祷をする神聖な場所です。今帰仁城跡にも何箇所かの御嶽があるそうで、そのうちのひとつを案内して頂きました。


通路横の木の根元にいくつか石が並んでいる所でした。言われてみれば祭壇ぽい感じもします。

ガイドさんが女性は御嶽に入っていいと言うので「ユタでもノロでもない、しかも他地域の女では神様が怒りませんか❓」と念のため聞きました。「大丈夫、何もおきませんよ笑」と。


「本当に良いんですか⁉️ありがとうございます‼️」とテンション上がりまくり恐縮しきりで御嶽に入ってみました。

そして本来ユタさんが座るであろう場所に、恐る恐る入ってみました。

「沖縄の神様、初めましてスワンちゃんです。お招きありがとうございます🙏」ご挨拶と感謝をのべました。‥多分💧


あまりにも嬉しくてテンションが上がりすぎ、御嶽の中のことよく覚えていません💦写真も撮り忘れちゃったし💦(何やってんだよー😮‍💨)

でも入っても何か見えたり聞こえたりすることもなく、なーんにも起きませんでした😁(そりゃそうでしょ)





今思えばなんですが、素朴な疑問です。

御嶽ってどうやって設置されるのでしょう❓ノロさんかユタさんが「今日からここは御嶽にしましょーねー」とか「ここはもうやめましょーねー」とか仰るのかな❓ 水が湧く❓木の根の形状❓自然石の配置❓何が決め手となって御嶽になるのでしょう❓

それとも、御嶽の場所は昔から決まっていて増えも減りもしないのでしょうか❓

もしご存知の方がいらしたら是非教えて下さい。




ガイドツアーの最後。

暑い中歩いたので喉が渇きました。

城壁を出てすぐにお店がありました。


こちらのお店では目の前でサトウキビジュースを絞ってくれます。氷を入れてもらってストレートで頂きます。

店頭でさっそく‥


‥うん、甘くて美味しい👍


と、思っていたらお店の女性が「これを足したら味が変わるよ」とシークワーサーを少し注いでくれました。

「うわ、爽やかになってもっと美味しくなってる😳💖」

甘さに爽やかな柑橘の香りと酸味が加わることで更に美味しくなりました。


飲み干してしまうのがもったいなくてチビチビ飲んでいると「サトウキビは絞るとどんどん発酵するので味も変わっていきます。最後は酸っぱくなってしまうのでこのままで保存することができません」と。

ということは、この味はここでしか味わえないんですね。




こーわ😱‼️


ガイドさん曰く、

「色んな所で『ハブ注意⚠️』とありますが、実際はそんなに噛まれません。昼間は出てきません。夜になると湿地帯のような所に出てくるようです。に対してマングースは沢山いて、ヤンバルクイナの天敵なので駆除している地域もあります。


ヤンバルクイナは他の鳥に比べて脳が大きいく賢いらしいです。すばしっこいし、逃げ方も上手いんです。だから生き残ったのかもしれません。

ヤンバルクイナはつがいになると一生添い遂げるそうですよ。すごいですよね。」





「沖縄は海に囲まれていますが、意外と魚料理のレパートリーは少ないんですよ。主に刺身ですね。あと魚を焼くのもフライパン調理がほとんどで、魚焼きグリルを使う家庭は少ないと思います。煮魚もあまりしないかな。」


これだけ暑かったら家の中で火を使うなんて酷ですもんね。当然ですね。


「さっきジュースに入れたシークワーサーね。あれを醤油の代わりに刺身にかけると美味いんですよ。刺身にかけて少し置くと酢でしめたような感じになって本当に美味い❗️何にでも合うので是非試してみて下さい。」


と教えてくれました。




‥ということで、青森に帰ってから試してみました、

シークワーサー🍋‍🟩かけのお刺身。


シークワーサー果汁はレモン汁とは違って酸味がマイルドで甘味もあり、味に複雑な深みがあります。トロッと厚みがあるのでお刺身によく絡みます。


お醤油を混ぜなくて良いのかな❓と思いましたが、まずはシークワーサー果汁だけでパクリ。

「あれっ😳‼️」

お醤油なしでも全然物足りなさもなく合うーーー‼️✨これは美味しい👍🩷

もう一口、もう一口と食べているうちに、お醤油無しで食べ切ってしまいました。

今まで使ってなかったなんて損してたーーー❗️

刺身の他にも焼き魚、煮魚、揚げ物などなど、色んな料理に合いそうです。

シークワーサー果汁もこれからは我が家の定番です👍


ガイドさん、教えてくれてありがとう🩷






ちょっと長くなってしまいましたが、私のメモを兼ねてブログに残しました。






ご訪問ありがとうございますおすましスワン