父と母が元通りになりますように。気が向いたらお願いします
パルコが今まで書いてきた事 は、パルコ自身は父が倒れたあとに聞かされました。
パルコが二人の状況を知っていたのは、母がパルコの家に来ていた時まで。
パルコの家で、父と母が電話で喧嘩した事 。それが最後。
それからは、パルコは育児が忙しいだろうと言う事で、知らされていませんでした。
時々、母から電話がきて
「お父さんの嫉妬が凄くて困ってるのよ~~」って話は聞いてたけど、
まさかこんな事が起こっていたとは知らずにいたのです。
母からの電話には
「いいじゃん、それだけお母さんの事を愛してるんだよ」って軽く考えてたの。
母と父のことだから、いつか時間が解決するだろうと思ってた。
まさか、こんなに事までなっていたなんて・・・・
8月23日の土曜日
何も知らずに過ごしていたパルコに、三人から電話がかかってきた。
まず朝一番に母から
「お父さんが、今朝はまたひどくてね・・・」って。
またいつもの愚痴の電話だと、軽く話して電話を切った。
内容は、父とまた朝から口論になって、一緒にいたくなかったから早めに仕事に行くという母に、父が「なんでそんなに早く行く必要があるんか?男と会ってからいくつもりやろが!仕事場までつけていくぞ!」って言われ、「どうぞ、勝手にすれば?」って言ったら、ほんとに仕事場まで車でついてきたって・・・
そもそも、この行動が異常だったのだ・・・
そして、朝10時ころ 父からの電話
電話にでるなり「お母さんは、何かいってなかったか?」って
「なにを?」って聞いたら、
「何も聞いとらんとや?」って
パルコは、○チャンの事も何も知らない事にしてたから
「何も・・・・?なんかあったの?」ってとぼけたら
「そしたら、いい」って切られたの。
パルコは、今朝の事を気にして電話してきただけだと思ってた。
そして、夜9時頃 兄からの電話
「パルコにはずっと黙ってたんだけど・・・こっちは大変な事になっとっとぞ・・・」
「ある程度は、お母さんから聞いてるけど」父の嫉妬が凄いって事だろう。
「どこまで聞いとっとや?」
パルコは、母から電話が来て、父がどうこうとか愚痴程度に聞いた事を話した。
「それだけやろが?やっぱね・・・パルコは赤ちゃんがいるから、
心配かけたくなくてあんまり言わんでおこうって話とったけんね。
父ちゃんが、救急車で運ばれた事は聞いたや?」
「聞いてないよ!また?今度はなに?」
父は救急車で何度も運ばれているので、そんなに驚かなかった。
ぎっくり腰とか、原因不明の吐き気とか。
いつも、大した事なく元気に帰ってきてたし。
「ビビんなよ・・・・
この前の、水曜日、20日。
母ちゃんは仕事やったたもんね。
で、帰ってきたとが6時過ぎやったかな?
帰って来てから母ちゃんが、血相変えて俺ば呼びにきたったい。
なんやろかね~~ってまた、いつもの喧嘩やろかね~~ってね。
あってん、今日は静かやったがね~~って思ってたら
母ちゃんが
『お兄ちゃん!!ちょっとお父さんば、見てん!』っていうけん
これは、ただ事じゃなかね・・・って思って行ってみたったい。
したら、父ちゃんが自分の布団で、
下半身素っ裸で、ションベンたらして寝とったったい。」
は?
パルコは、自分の耳を疑った・・・
「何????ちょっと待って???」
「どういうこと?下半身裸って?」
「だけん、チ○ポ○出しで、ションベンたらしとっとたい!!ジョ~~~って」
「それ・・・酔っぱらって?」
「うん、でもその時はビール350を2本しか飲んどらん。」
「それくらいじゃ、酔っぱらわんよね?」
「うん・・・そして、まだ話は続きがあっとぞ・・・
なんで、こげん状態になっとっとやろかって思ったばってん、
とにかく父ちゃんば起こさんばいけんがね?
『父ちゃん!!父ちゃん!!あんたなんしよっとね?』って起こすばってん
なかなか起きんとたいね・・・でもやっと起きてから、
なんか、自分が何したかわかっとらんようだったけん
『あんた、これば見てんね!なんね、このションベンは?!』って言ったら
なんか朦朧としたままで、目がいっとっとやもん。
してから、『頭が痛い、割れるように痛い』ってそれしか言わんとたいね・・
あいたーこりゃやばかねーって思ったから、救急車呼ばんなんていって
救急車ば呼んだったい。
脳出血かもって思ったから、救急車が来るまでは、とにかく動かさんようにして。
その間は、父ちゃんもだんだんはっきりして来て
『あ~こら、孫に寝ションベンするなって怒る資格ないな…』とか言ってたから、
意識は普通に戻っとったと思うよ。」
「して、なんやったと?」
「それが異常なしたい!」
「は~~~~?何?それ?人騒がせな・・・」
「病院でMRIもとったばってん、どこも悪いとこはないって」
「マジで?やっぱ人騒がせな爺さんやね・・・」
父は、こう言う事が何度かあった。
死にそうな顔で、顔真っ青になって救急車で病院にいったら、ただの便詰まりだったとか・・・
何度もこう言う事があるから、家族では『お騒がせ爺』と呼ばれていた。
体は異常ないと聞いて、とりあえずホッとはした。
けど、それなら、その異常な行動は?
「体はなんも心配いらん。
ただ、精神的なもんが・・・父ちゃんの行動、異常やろが?
パルコには黙っとったけど、この頃の父ちゃんは異常やったもんね・・
パルコは、子供が小さかけん、言わんでおこうって話しとったけん。
で、こっちで話し合って父ちゃんは、精神科に行かせようと思う。
こうなったら、パルコにもちゃんと状況を話しとかんばんと思ってたい。」
そして、この何ヶ月かの、父の異常な行動を聞いた。
パルコは、その話を聞いて一刻も早く病院に行く事を勧めた。
兄は、何も知らないパルコが、父を可哀そうと思わないか心配してた。
父を病院に閉じ込めるようで心苦しかったんだと思う。
でもこの時、母も兄も兄嫁も、みんないっぱいいっぱいだった。
次の日が日曜だったから、日曜の晩にでも父を説得して
月曜にでも、精神科か心療内科みたいなとこに連れていくって話して電話をきった。
そして、日曜日
父は救急車でまた、病院に運ばれる事になり
月曜日に緊急手術になる。
水曜日の検査では、異常なしだったのに・・・
精神的なものを治す前に、命に関わる手術になった…
地元の病院に、オペ出来る医者がいなくて、車で高速つかって1時間半のところまで救急車で行く事になった。
この時の状況は、ほんとならヘリを使ってでも、いち早く運ばなきゃいけなかったんだけど、脳の病気と言う事でヘリが使えなかったらしい。
でも、父は水曜からの4日間、頭が居たいと言いながら、出血した脳で普通に歩いたりビール飲んだりしてた。
相当痛かったらしく、カレンダーに「あたま」って書いてあった。
それほど、我慢してたのかな・・・
母に甘えることできなかったのかな・・・