2ヶ月ぐらいだった時
会社から帰宅途中、電車に乗っていて、携帯電話が着信音をあげました。
着信を見るとAさんの名前
電車に乗ってるし
いいや、放っておこう
そう思って無視していたら、そのうちに着信音が鳴り終わり、その間にマナーモードに切り替え、た瞬間、手の内で着信を知らせて携帯が震え始めました。
Aさんの着信だと表示されてる携帯を慌てて鞄にしまい込む
止んではまた震え、止んではまた震え
延々と鞄を通して伝わってくるその感じに、段々私の胸が苦しくなってきました。
気がつくと、目の前が暗く狭まってて、
手足が痺れてて、
息が短く、走った後のように荒れる…
(あ、やばいこれ、過呼吸起こしてる)
気がついて、一先ず息を止めました。
苦しくなったら、息を細く吐き出して、
吐き切ったら、またゆっくり吸うように気をつけながら息を吸い、止める。
何回か繰り返してるうちに、
目の前が明るくなり、手足の痺れがとれました。
電車を降りて、携帯の履歴を見ると
20分電車に乗ってる間に30回を超える着信が残ってて、
震え上がりながら、でも、過呼吸起こした後に、電話をかける気にもなれず、一旦自販機で買った缶コーヒーを飲みながら
『いま、帰宅途中なので出られません。ごめんなさい』
とだけ着信と着信の合間にメールで送った、というものです。
正直、Aさんはいたって普通の方でした。
ただ、人の心の機微を感じる能力が、少しだけかけてる方だったのだと思います。
でも、本当に、普通の人。
初対面の色々がなければ
もしかしたら、一緒になれたのかもしれない、
でも、初対面の印象が悪すぎたのと
断りたくで断れない状況に追い込まれて
過呼吸まで起こすようになったのに、
うまくいくわけがなかったんだよなぁ…
あと、書いてて自分でも思ったのは
親も仲人も断りを受け入れてくれないなら
私自身がAさんに伝えたらよかったんだよな、っていう気づきがありました。
なぜ、あの時しなかったのか…
つまり、断りたい一心で
私自身がAさんと向き合おうとしていなかったんだと思います…
卑怯だなぁ
誰であっても、自分から傷つけたくない
できたら自分が見えないところで終わらせてしまいたい。
つまりそれって
一番の自分の保身なんですよね。
嫌われたくない。
それが最悪な形でみんなを傷つけることになるんだと、その時の私はまだ知りませんでした。