めまぐるしい毎日
気づくと、またこの季節になっ ている
むっとする空気や、じりじりとうなじを焼く日差し
塩素のにおい、虫の声、
しっとりした夜更け、まぶしい日の出時
いとおしく感じる
視覚が、聴覚が、嗅覚が呼びかける
「ほら、またきてるよ」と
体の中に積層する夏が、内からも呼びかける
「ほら、またきてるよ」と
そうだね、あの時も
それからあの時も、夏だった
どうってことのないTシャツを脱ぎ着するように
通り抜けていく毎日が
いつか”殿堂入り”していくんだということを
何年もかけて、わかった
緊張してしまうんだよ
感覚が凝縮されるこの季節を
どんな振りして生きようかって