ずっと以前から覚悟していた、そのときが近づいてきているようです。


うちの愛猫は女の子で、完全室内住まいという理由もあり、避妊手術はしていません。
そのため数年前から、子宮蓄膿症という病気でした。

蓄膿症は慢性疾患で、子宮摘出しないのであれば、この病気になることは自然な流れであるとも言えるねん。

蓄膿症になるといろいろと世話が掛かるので、健康なときに比べ生活の質はお互いに下がるけど、それも受け入れて楽しく暮らしていました。


ですが2週間ほど前から食べる量が急激に減り、発情期にみられる粗相も増え、みるみるうちに痩せ細ってきたんです。

「これは蓄膿症の悪化というより、ひと月くらい前に病院へ行ったとき、獣医さんと話していた”老化のスイッチ”が入ったのかも…」
(動物は人間のように徐々に老いるのではなく、突然に老衰するということ)


そう感じたのが2日前…

だから今日、仕事を終えた帰り道、心配なのに愛猫に会うのが少し怖い気がしてん。

帰ると玄関まで、いつものように出迎えてくれたけど、鳴き声がもう搾り出すようにしても声にならなくて、かすれてる…

瞳はいつも以上に輝いているのに、虚脱というかフラフラして体に力が入らない様子。



すぐ病院へ行きました。

血液検査の結果、やっぱり加齢による腎障害でした。
今は脱水症状で、これは猫の老衰弱の典型的な症状です。

腎機能が衰えると、同時に心臓も血液を送る勢いが弱まるらしく、筋肉に乳酸が溜まって力が入らなくなるそうです。


「先生は、いつまで生きられると思いますか?」

そう訊くと、

「正直言って、いつその時がきてもおかしくないです…」

そう言われました。



だとしたら、、

今日から最後のときまで、ずっと一緒に居てあげるなんて不可能やん!?って。
もしかしたらこの子は誰にも看取られず、部屋でひとりきりで旅立つのかも…


わかってたことやけど、それを思うと寂しくて胸がいっぱいになって、
もうどうしようもなかった…



「僕もこういう状況になるといつも迷うんですが、入院して介護をお任せするのも選択肢の一つではあります、、
けど猫はね、飼い主や家も含めて、住み慣れた環境にいることがいちばん幸せなんですよ。」

そんなふうに、獣医さんは言ってくださいました。


それは私が一番わかってることやけど、獣医さんの口からそんな言葉が聞けたことで、覚悟が決まりました。


ずっと前から感じてたけど、この獣医さんにお世話になれてほんまよかった。




心配で心配で仕方ないけど、仕事も家事とかも休んだり手を抜いたりせず、今までどおりの生活を続けようって思います。

今もね、そんな思いでこの文章を書いてます。


だって今までも、「旅行は一泊」とか、「仕事の合間でも時間が長く空いたら、家でこの子と過ごす」とか、
決してルールではないけど、そうやって一緒の時間を、大切に楽しく過ごしてきたんやから。



どんな旅立ちでも、きっと悔いはない。



だから今までと変わらず、最後のときまで、
この子と共に生きてゆこうと思います。



20120207225922.jpg