英語は実はカンタン!

英語は実はカンタン!

まったく新しい英語の学び方のレッスンを無料公開しています。

「な~んだ、英語ってカンタンじゃん」と、
ひとりでも多くの人に思ってもらえたらうれしいです。

関西人の先生の、くせのあるレッスンを受けている臨場感をお楽しみ下さい。

Amebaでブログを始めよう!
ここんとこ、ずっと目の調子がよくなくて、
パソコンに向かうことができずにいました。

今日は、様子身の書きこみです。
画面をあまり見ないで、ブラインドタッチだけででできるかどうかの実験でもあります。

だから、体裁が良くなかったり、誤字脱字が多いと思いますが、ご容赦のほどを。

てなことで、レッスンが途中になってしまってごめんなさいでした。

頭の集中度合いが、目の調子に左右されるとは、じぶんでも驚きです。

なので、今日はお気楽な記事です。

昨日、映画を見てきました。

「ナイト・ミュージアム」の最新作。
お気楽な映画です。

つい最近、テレビでも1作目が放映されてましたけど、
見た人いますかね?

映画館で見た時は面白かったのに、数年経つと鮮度が落ちるのか、1作目ってそんなに面白くねえな、と思ってた。

それで、あんまり期待せずに、大英博物館が出てくるから見に行ったんだけど、これが、面白いのよ!

春休みの子供向けの映画だけど、
おとなの関西人も笑える。

というか、むしろ大人が笑える映画。

ただ、周りの観客の皆さんが、あんまり笑っておられない。

なんつーか、笑うツボが違うんだな。

なんでやろ、みんな関西人やのに・・・と思ってたんだけど、
はたと気がついた。

「これ、字幕やから、やん」

大人が笑えるジョークに仕上がっているのに、
英語の微妙な感覚が、字幕で伝わってないんだ。

この前のテレビ放送の1作目が面白くなかったののも、吹き替えで見てたからだったんだな、と妙に;納得した。

翻訳や通訳には、やはり限界がある。

劇場のお客さんに、
「こいつら、めちゃおもろいで」
と言ってまわりたいくらいだった。

たぶん、逆に、新喜劇を英語の字幕で上演しても、
微妙な笑いの感覚は伝わらないんだろうな、と思った。

本当はおもろいのに、「全然おもろないやん」と思われるのは、関西人ならずとも、アメリカのコメディアンも心外に違いない。

ジョークが通じて、笑ってもらえると、
関西人は心底嬉しい。

それは、相手と価値観を共有できたとか、
受け入れてもらったと感じるから。

笑いあえるって、これ以上ないコミュニケーションじゃないかな。

ことばは、お互いを理解するためにこそ、学ぶ意義がある。
昨日は、それにあらためて気付かせてもらった。

それに、英語の意味まで聞きとれなくても、
英語のことばのテンポは伝わるしね。

だから、字幕で見ると、向こうの俳優さんたちと近しい感覚になるからいいよね。

もっと、日本のみんなが英語に親しんで、この映画で劇場がどっかんどっかんなる日が来たらいいな。

そしたら、世界平和も近づくような気がする。

日本人が英語ができるようになる、ってことは
日本語に閉じ込められた、日本人のやさしさや良識が
世界に解放されるわけだからね。

ああ、目がつらくなってきた。
今日は、ここまで。




英語の音の出し方、
少しコツがわかってきたかな?

ほとんどボイパ(ボイスパーカッション)の感覚だよね。
それがわかれば、どんどん上達するよ。

では、リプロダクションゲームの例文のつづきです。
今回スラスラ言えるようにするのは、次のふたつ。

Put the ball on the table.
Put the banana in the box.

これぐらいカンタンだって?
「ボール」も「テーブル」も「ボックス」も知ってるからって?
まあ、そう言わずに。
これがなかなか、あなどれない音なんだって。

まず最初のポイントは、pとb。
これは前回、発音マスターでやったよね。

1か所だけ子音のブレンドがあるのがわかるかな?
table の bl がそうだね。

これを、「ブル」と言ってしまうと、buru のように母音が二つも入ってしまうので、英語の音としては完全にアウト。
「ボー」でもまあいいけど、booで長母音ひとつ入っちゃうからね。

どうせなら、純粋な子音のブレンドを作ろう。
カンタンだから。

まず、くちびるを閉じて、「b」の音を出す準備をしよう。
その状態で、次の動作へ移る心の準備をするよ。
くちびるを開けた時は、瞬時に「 l 」の音に移行する。
だから、舌を上の歯ぐきの裏あたりに持ち上げて、
「b」の音を舌で封鎖する心の準備をするんだ。

用意はいいかな?
では、一気にくちびるを放して「b」の音をリリースすると同時に舌で封鎖。

できたかな?
ひとつの子音のような音になったでしょ。

この瞬間芸ができると、bl の音がすごーく短く発音できるし、
この微妙な音が聞き取れるようになるんだ。
つまり、リスニングが上達するわけ。

次に母音だな。
box のo と、ball のa は、同じ口の形で、
音を伸ばすか短く言うかの違いなんだけど、「オ」ではない。

ball の a  は、あくびを出す時の「あー」なんだ
Pour の時と同じだね。

あくびをする時と同じように、口を思いっきりあけて「あー」と言うと、
のどの奥からこもった「あー」のような「おー」が出てくる。
で、それを舌で封鎖するのが、-all。
(ちなみに、すべてを意味するallも同じ発音)

boxは、同じ口の形、音の出し方で、短く言えばいい。
money やmonkey の時は弱い「あ」だったけど、こっちはかなり強い。
(いじわるな発音問題で引っかかっちゃうよね。)

最後の x は、「クス」ではなく、ks という子音のブレンドの音なんだ。
まず、s の時の要領で歯を閉じて、
くちびるを横に引っ張った形をキープしよう。
そのまま のどから c (k)の音を出したら、
間髪入れずにsの音を歯の間から放出すると、
息だけのキレイな ks が出るよ。

どうかな。
今日は子音のブレンドが2つでてきたけど、
ちょっとコツがつかめてきたかな?

これができると、英語の発音がおもしろくなるよね。
そろそろ、自分の舌や歯やくちびるやのどを、
自在に使いこなせてる、っていう実感
が、でてきたんじゃないかな?

いいね、いいね。その調子!
これでbox を1音節でスッキリ言えるようになったよ。

最後に put  は、破裂音の「p」の力を借りて、
スイカの種を飛ばす要領で強めに言うよ。
ただし、強めるのは破裂する音だけで、
母音を「うー」のように強めるという意味ではないから、注意してね。

さあ、これで音がつかめたので、リズムいってみよう。

Put the ball on the table.
●    ●      ●

強く言うところは3か所。
theと onは弱くなる。

まず、動詞のPut とthe がくっつくよ。
Putの t の舌の位置と、「やる気のない the 」の舌の位置は、すごく近い。

やる気のないthe は、「だぢづでど」の舌の位置より少し下。
前歯の裏あたりに舌をつけて「だ」と弱く言う。

だから、Put the の舌の移動は次のようになる。
①Pu と言ってから、t を言う舌の位置まで持っていくが、
②舌をはじかずに(音を出さずに)、その舌を歯の裏まで下げて、
③弱い「だ」と言う。

できましたかな?

この、舌を移行させるわずかなタイムラグができれば、ネイティブと同じ発音の感覚になるんだ。

「ちゃんと言ってるつもりだけど、結果的に音が消えちゃうんだよね」
という、救いようのない手抜きの境地に到達できる。

実際は、速く言えば言うほど、t の位置に舌は行かず、
直接歯の裏に舌がつく
ので
我々日本人には、どう考えても「t」を言ってるとは思えないのだが、
それでもネイティブは「t 」を言っているつもりだ。

実はネイティブは、
コンマ何秒かの空白の時間に、t の舌の位置を感じているのだ。
「空白の音がある」という感覚、と言ってもいい。

なんか、禅問答みたいだけど、
それが真の手抜きの境地、というものなのだ。

だから、単に「t の音が消える」とか「脱落する」という
機械的に処理する感覚とは、次元が違うんだよね。

英語の音の出し方に不慣れな人には、伝わらない感覚なので、
最初のうちは、「音が消えるよ」ってな表現でごまかしてたけど、
本当のところは、そうじゃない。

音は、消えるのではなく、空白の中にある。

この感覚は、子音のブレンドがいくつも出せて、
同じ文字でも、強弱によって変わる音を、
自分のカラダを使って出せる人にしか、わからない感覚なんだ。

だから、このタイミングで伝授するわけぢゃよ。
ま、手抜きの奥義、ぢゃな。

であるからにして、
「ここは t の音が消えます」という人がいても、
あれこれ説明せずに、「ふっ」と目を伏せておくだけにしておこう。
そして、このブログの存在をそれとなく伝えて、
風のように立ち去ろう。
いずれわかる日がくるさ、ふふっ。
と、背中で語って去ればいい。

・・・おかしな方向に流れてるな。。。
もとにもどすのも無理があるので、今日はここまで。

ほんとに終わるのかよ!

英語の発音、楽しんでますか?

「こんな音がだせるのか!」
「あくびの音まで使うの?」
と、驚きとともに楽しむと、脳はよろこんで覚えてくれます。
いわゆる、アハ体験というやつです。

なので、おもしろがっていこう!
声出していこう!

今日は何を使うかと言うと、くちびる、です。
「p、b、m」の3つが、くちびるを使う音。

「n 」はくちびるじゃないんだけど、
「m」とよく似た音なので、ついでにやっちまいます。

まずは、「pとb」からね。

セットで出してくるということは・・・
勘のいい人はもうお気付きですね。

はい、音の出し方が同じの有声音・無声音ペアです。
「p」が無声音、
「b」が有声音だね。

では、いつものように無声音から。
「p」は、日本語の「ぱぴぷぺぽ」と似ているようだけど、
勢いが全然違うんだ。

くちびるを思いっ切り閉じて、息をためてから一気に吐き出す。
スイカの種をプッと出すように、息だけの音だよ。

「う」という母音が混じらないように、
のどに手をあてて、声帯がふるえないのを確認しながら練習しよう。

そのとき、口の前に紙を持った状態で練習してみよう。
紙の大きさは名刺程度でもOK、コピー用紙くらいの薄さがいいよ。

うまく「p」ができたときは、紙が勢いよく動く。
結構強めに息を出さないと、紙は動かないんだよね、これが。

ポイントは、
息をためるとき、くちびるに力を入れてしっかり閉じること。
同時に腹筋にも力を入れると、うまくできるよ。

そして、これに「あ」だか「う」だかわからない軽い音をつけると
有声音の「b」になる。

「b」は声帯で息を消費するので、出る息は「p」ほど強くない。
だから、紙がそんなには動かない。

だけど、しっかりくちびるで音をためて出すので、
日本語の「ばびぶべぼ」よりは、はるかにキレがいい。

「p」と「b」は、別名「破裂音」というくらいだからね。
アクセントが来たときは、すごく強い勢いのある音になるよ。

ところが、アクセントがないとなれば、逆にめちゃめちゃ弱くなるんだ。
もともと息で出す音だから、
息の勢いがなければたちまち失速するんだよね。

弱い「p」は「ぱぴぷぺぽ」の、
弱い「b」は「ばびぶべぼ」のくちびると同じにして、やる気をなくして言おう。

では、次に「m」。

これもくちびるです。
「まみむめも」の時よりも、口をすごくぴったり閉じる感じ。

くちびるのかたち的には「p」「b」と同じくらいだけど、
「m」は息をためない。

息のかわりに、「ん~」という音をためる。
そして、放つ。

「英国王のスピーチ」という映画に、この「m」の発音練習が出てきます。
ぜひ、参考にしてみてね。
オススメです。

で、アクセントがないときはこれもすごーく弱くなるよ。


では、もういっちょう「 n 」いってみよう。
これは、舌と鼻を使う。

鼻ぁ????

うん、そうなるよね。
でも、舌で鼻を舐めるとか、そういう使い方じゃない。

音を、口から出すのではなくて、鼻から出す。
牛乳ではなく、音を出す。

とにかくやってみよう。

口を閉じて、鼻呼吸してみよう。
それで、「ん~」と言う。
それが、鼻から音を出す、ということ。

なーんだ、そんなことか。
「m」の時とおんなじじゃないか。

そう、バレましたね。
でも、「m」は鼻を意識しなくても、口を閉じれば自然にできたよね。

「n」はその要領で、口を閉じるかわりに、舌で口を封鎖するんだ。

「l」の時も、舌を使って音を封鎖したのを思い出したかな?
上と下の歯の間を、舌で封鎖したよね。
そのときは、まだ息が逃げる余地があった。
だから、マナーモードみたいな音が出たよね。

「n」では、もっと封鎖したいので、舌の状態を変えるよ。
舌先を、歯ぐきの裏の上あたりに、やや強めに押し付けてみよう。
そう、舌の位置は「t」と同じだね。

その状態で「ん~」と言うと、鼻から音が出ていく。
そして、舌を放すと、「n」の音が出る。

mはくちびる
nは舌、を使う。

実は、この音の出し方の違いが、単語のスペルに影響してるんだ。

interesting

impossible

のように、in というスペルが、p、b、mの前では im に変身するんだ

なぜかというと、
inpossible  にすると、nを発音する時に、いったん舌を放してから、pで口を閉じるよね。

でも、impossible にすると、mでくちびるを閉じたまま鼻から音を出せるので、そのまま pに移行できるからなんだ。

「impossibleの方が楽じゃね?」
ってことになったんだろな。

ほんとに、どこまで楽する方に流れるのかねえ。
おかげでスペルがややこしいじゃねえかよ。

同じ発音の手抜きが理由で、
in は、l の前では il  、r の前では ir になるんだ。
 illegal(非合法の)
  irregular(不規則な)
これらは、もとは同じ接頭辞の in (~でないを意味する)なんだ。

発音の手抜きが、スペルの変化まで起こすとはね。
ここまでくると、あきれてモノも言えませんな。
まあ、確かに言いやすいっちゃ言いやすいけどね。

また、接頭辞や接尾辞は、単語の覚え方のところで詳しくやるからね。
では、今日はこの辺で。