何はともあれ、毒味役は仕事としてやりたくない。

目の前に運ばれてくる食べ物が、うまそうに見えなくなるのは苦痛だ。

そして、姿勢があまりにも変らない仕事も辛い。

山崎パンの草餅にひたすら緑のフサフサしたやつを差し込む仕事とか

DMにシールを同じように貼り続ける仕事とか

単調なだけでなく、姿勢が変らない仕事は、あらぬところがかゆくなって

本当に本当に苦しいのだ。経験上。

映画とはまったく関係ないが、そんなことを思った。

なんだか淡白な映画で、お上品な味わいだった。短編のような。

こんな時代もあったねと、今の気分と妙にかけ離れた感じが、

余計そんな気分を盛り上げた。

もっと時代劇時代劇していた方が、おそらくむしろ今に伝える力が

でたのではないかなあと一人思う。

「のだめ撮った?」「スマスマしか撮ってない」という周りの女子の短い会話に

スマスマのスゴさの風情を感じた。

武士の一分
漫画喫茶2回で全巻読み切った。

この漫画の凄いのは、囲碁のルールまったく分からんまま

盛り上がれること。

最終巻まで読んでも、ひとつとしてルールを知らない。

それでも読ませるし、なんか強烈な一手を打った感じだけは

こっちに伝わる。

ないないって言われている畑に大きなヒントが隠れていた典型マンガ。

誰も囲碁マンガが当たるなんて、思ってなかったろう。

そういう気概が世の中を切り開く。

にしても、唐突に終わるなあ、ジャンプのマンガは。

まったく予想もしない展開で終わった。

最後の一ページだけを最終回ように付け足したかのような幕切れ。

まだまだ先が読みたいのになあ。ああ。

あと、漫画喫茶に、長靴でパンツ一丁で毛布を持ち歩いているやつがいた。

なぞだ。どの機能を強めているんだろうか?

ヒカルの碁
林葉直子・タロットでは見えなかった自己破綻。ふざけすぎだろ。へんしゅうしゃ。