ブログタイトルなのに、テレビのことは滅多に書かない。

だから、テレビっていうカテゴリがないと気づく。

なんか、仕事のことは書かなくても、どんどんいろんなとこで形にするから

別にいいのです。余談。さてさて。

このドキュメンタリーは8チャンでやっていたのですが、スゴかった。

10年以上、中国からやってきた不法滞在の方を追いかけたドキュメント。

奥さんと娘を上海に残して、働きまくる。お金、送りまくる。

流れる時間のスケールが感動を生まないわけない破格。

合格したNYの大学へ向かう娘が東京に寄る時に、

トランジットでお父さんに会うんだけど、

その時間、10年間分の24時間。親子なのに。

その娘のところに会いにいくお母さんが東京に寄る時に、

同じくトランジットでお父さんに会うんだけど、

その時間、13年間分の72時間。夫婦なのに。

人間、想いがつのりすぎると、どんどんフレーズが短くなる。

一言、一言がいちいち泣ける。ていくか、泣くしかないほど、他人思い。

3人家族が上海、東京、ニューヨークとバラバラ。

で、みんながみんなのことを思いながら、生きる凄み。

恵まれてる、自分。頑張ろう。単純に。

最近、「青春」が熱い。

あおくさい、あおくさい、もうどうしょうもなくあおくさいものに

ガンガン針が振れる。

漫画喫茶で、わざわざ読むか?原秀則。

何も変わったことが起きないのが青春。

世界で一番優しい再生ラブストーリーのサブキャッチで

いきなりの漫画喫茶内トップ当選。一巻、二巻、読破。

全部、当たり前、でも当たり前のことをそのまま体験できることって

実は、そんなにないんでないかな。と。

想像上だけじゃなくて、漫画で当たり前の「青春」を補給。

ある種の「育て直し」効果はあるのか?これは?

にしても、漫画喫茶の隣の奴のキーボードをたたくスピードが

いつもいつも尋常じゃなく早いのは気になる。

なぜ、みんなこんなにたたく?素早く。

ほしのふるまち
人間がいろんなジャンルのことを横断的に考えられるようになったことは

大変な財産らしいことはいろいろなモノの本で読む。

そういうことが、今の資本主義の社会のグローバリズムと直接結びついていく、

ある種のドミノ的、風が吹いたら桶屋がもうかる的、楽しみ。

極みです。

これで、中沢新一カイエソバージュシリーズ終了。

その土地が持つ力とか、その土地から受ける影響とか、磁場みたいなものとか、

そういうことは絶対にあると最近よく思う。

何かの怨念が、どんなことをするのにも、いちばん大事だと、

最近、自分によく言い聞かせる。

怨念は、理屈じゃ生まれない。からバタバタすることにしている。

その場から移動せずにバタバタと。そこでもがくことが、何かを生む。


以下、メモ。

仏の三昧の世界から見ると、すべてのものは、そのままの相をたもちながら、
一塵、一相も動かすことなしに、存在している。
草も木も山も川もすべてのものが光を放って、絶対の真理をあらわしている。

印象派の絵画では、輪郭の消失という現象がおこっています。
形態の輪郭が溶解して、内部と外部の隔壁が失われて、
そこから光や色彩や生命が画面全体に浸透し出ていくようになりました。

「弱い形」をした死の衝動が、その消費を突き動かしています。

対称性人類学