昭和史発掘 (4) [新装版]


学問がファッショに負けていく。
軍部がファッショに傾いていく。
その中で、誰もがきちんと信条を持って行動をしている。
誰ひとりとして間違っていない、自分なりの信条を持っている。
だからこそ、難しい。
本当は正しいはずのそれぞれの信条なるものは
絶対に交わることはなく、どんな議論も平行線になってしまう。
だから、皆、自分の信条をほとたび持てば疑うことなく、一方に皆が全力疾走。
結果、ぶつかり、時代そのものが壊れていく。
自分が間違いないと思ったことこそ疑う余裕。
その余裕こそが何よりも大事なのだと思う。

「天皇機関説」