神話は、いい加減なものじゃなくて、きちんと人間を見つめた哲学だ。
という本。

人間が生き様すべてで世界と結びついていた時代の、哲学なんだと。
身体の感覚を失っている時代なんていう話はよく聞くが
そもそもホモサピエンス自体が、多様性を切り捨てながら
人間がしっかりと理解できるものに世界を単純化してきていると。
ああ、おそろし。
そんなん、気づかん。

シンデレラの話が、神話の伝播の証明としてあちこちで語られた事実。
神話の下ねた好きなこと。すぐちんぽとか言うこと。勇気がわく。
宗教はやっぱり、トランスする行事であること。
インドのバラモンは、ベニテングダケの毒を自分の身体で浄化して
おしっこにそのトランスする液だけを取り出すようなことをやっていた、だろうと。
整理していかれる、気持ちよさ。
どんどん世界の結びつきが、組み替えられていく、壮快さ。

そこにある、うさんくささ。
学問自体も、ホモサピエンスの宗教だ。きっと。

人類最古の哲学―カイエ・ソバージュ〈1〉