ea9684b2.jpg資生堂ギャラリーを降りていくと、白い紗幕がある。
紗幕の向こうを見下ろすと、うっすら花畑が見える。
そこはスゴく綺麗なのに、その先は白く霞んで再び消えている。
色はなくなり、白に飲まれる。
そして、さらに進んで階段を降りていくと、階段の先では足下一面に花畑が広がる。
山を登っていった先に、突然花の色が開けてきた感じを味わえる。
ただ、足下の花は人が歩くとどんどんその形を崩していく。
そんな顔料で描かれている。
人が歩けば歩くほど、花の輪郭はなくなり色の塊になっていく。
それでも、綺麗だなと思った。
人の痕跡が残ることの綺麗さはまた整った美しさとは別なんだなあ。